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ブックマーク / note.com/travelingfoodlab (4)

  • 鶏もも肉のブレゼで肉料理の科学を理解する|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    肉を柔らかく煮こむのは意外と難しいもの。柔らかく煮込もうとしたのに、肉がパサ パサになってしまったり、煮汁は美味しくても肉自体の味がすっかり抜けてしまっ た、という失敗もあります。しかし、肉の加熱に関する原則を理解すれば、そのリス クを減らすことができます。 鶏のブレゼ トマト風味 鶏 もも肉 1枚 (ブライニング液 水 200cc 塩10g 砂糖 5g) 玉ねぎ 半分 トマトペースト 大さじ1 白ワイン 100cc (コニャック 30cc) ブイヨン 100cc(市販のブイヨンキューブ一個を300ccで溶いたもの)来のブレゼには他にもにんじんやにんにくなど様々な野菜が入ります。その理由は 後述しますが、今回は加熱の原則を理解するためにあえて小ない材料でつくります。 肉類を煮込む場合、一番むずかしいのは鶏肉です。その理由はコラーゲンが少ないため。簡単なのは反対にコラーゲンの多い豚や牛のバ

    鶏もも肉のブレゼで肉料理の科学を理解する|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
    saluer
    saluer 2019/07/03
  • アメリカ産牛肉のステーキ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    ステーキの焼き方には人それぞれ。一般的に知られているステーキの焼き方は『フライパンを中火に熱し、ステーキ肉を入れる。焦げ目がついたら裏返し、火を弱火に落として好みの加減まで火を通す。肉を裏返すのは一度きりにする』というもの。最近では科学的な焼き方として『低温調理』が紹介される機会が増えました。低温調理はたしかに優れた調理法ですが、当に〈科学的〉に正しいステーキの焼き方なのでしょうか? 今日はアメリカ産のステーキ肉を焼いていきます。この焼き方はハロルドマギーのメソッドをベースにイギリスのシェフ、ヘストン・ブルメンタールが発表しているもので1.5cm〜2.5cmくらいまでの輸入肉に対応した焼き方です。 写真は西友で購入したステーキ用として販売されているアメリカ産アンガスビーフの肩ロースです。肩ロースは安価な部位ですが硬めで筋が多いのでステーキに向いている部位かと言われると・・・・・・ですが、

    アメリカ産牛肉のステーキ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • ステーキになにつけて食べる?|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    皆さんはステーキになにをつけてべますか? シンプルに塩、コショウでもいいのですが、今日はいくつかの調味料を試してみます。 牛肉の旬は実は冬。寒い時期は脂の質もよく、一年で一番おいしい牛肉がべられるのは2月(1月にと畜した肉がべごろになる頃)です。先日、スーパーに行ったら結構、いい肉が売っていたので、購入。 国産牛のヒレ肉です(これで2000円くらい)肉の見分け方はまず赤身が小豆色をしていること。次に脂肪の模様を見て、脂肪の白い枝の先が細かいものを選びます。脂の量は好みですが、これくらいが僕は適正だと思います。もちろん、霜降り牛肉の良さがある、という主張も理解できますが、それだったらしゃぶしゃぶとかすき焼きにしたほうがおいしくべることができるでしょう。 1.5cmの肉を焼く方法は以前紹介しましたが、2cm〜2.5cmくらいの厚みがあったほうが当はおいしい。分厚いので今回は焼き方が少

    ステーキになにつけて食べる?|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • 鶏もも肉のコンフィのポイントは油ではなく温 度にあり|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    鶏もも肉や鴨もも肉のコンフィはビストロの定番料理。コンフィという言葉の語源は保存する(CONFIRE)という言葉で、元々は果物の砂糖漬けを指していたよう。肉のコンフィは元々、冷蔵庫のない時代に肉を保存する技術として発達した調理法です。 さて、このコンフィ。「油脂で加熱することによって、脂が染みこんでしっとり仕上がる」という風に説明されることが多いようですが、モダニストキュイジーヌの生みの親、ネイサン・ミアボルトはこんな風に指摘しています。(『Cooking for Geek』ジェフポーター著 水原文訳 オライリージャパン刊) 油のなかで肉を調理すると、当に肉に変化が起こるのか? まったくわけがわからないよ。油の分子は大きすぎて肉の中には入っていけないはず だ。外側にあるはずだよ。まったくもってその通りだと思います。 実はコンフィのポイントは油ではなく、温度にあるのです。比較実験してみまし

    鶏もも肉のコンフィのポイントは油ではなく温 度にあり|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note
    saluer
    saluer 2018/10/17
     1. 1%重量の塩で味付けをする  2. 温度は高くても75度以下(理想は68度)を守る  3. 充分に加熱してコラーゲンを分解する
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