面と向かって、いきなり「このオカマ野郎!」と罵られたら、誰でもムカッときて当然だ。 インテルの指揮官マンチーニもそうだった。 「サッリから『この腰抜けホモ野郎! おまえは軟弱者のゲイだ』と罵られた!」 事件が起きたのは、インテルが接戦でナポリを下した先月19日のコッパ・イタリア準々決勝だ。 マンチーニが第4審判へ後半ロスタイムの長さに注文をつけたところ、今季ホーム初黒星を目前にイライラしていたナポリの指揮官サッリが“ガタガタぬかすな”とばかりに毒づいた。頭に血が上った2人は93分に揃って退席となった。 試合後も、両監督による場外戦は続いた。 マンチーニは自らが受けた言葉を単なる侮蔑ではなく差別的中傷だと受けとり、試合後のTV中継でサッリ当人を「差別主義者だ。恥を知れ」と糾弾した。 レイシスト扱いされた場合、即座にそれを否定しなければ欧州社会では生きていけない。サッリはすぐに自らの非を認め、
『フランス人は「ママより女」』著者 ドラ・トーザンインタビュー フランスは国民に合わせて法律が変わる ドラ・トーザンさんに聞く日本の難点 東京とパリを行き来しつつ、「日本とフランスの架け橋」として様々な活動をしている国際ジャーナリスト、ドラ・トーザンさん。彼女の著書『フランス人は「ママより女」 』が、小学館から出版されました。バカンスをたっぷり取るのにGDPが世界5位だったり、「結婚」という制度に縛られず、事実婚やパックス(共同生活)、一人暮らしなど多様なライフスタイルを自由に選択していたり、94年に1.66まで下がった出生率が、08年には2.02まで上昇したり。おまけに「不倫」にも寛容という、わたしたち日本人にはにわかに信じられないフランスの国民性(「フレンチ・パラドックス」)を、様々な切り口で紹介しています。 高度成長期以来の旧態依然とした「男性社会」に限界が来て、実は男性も生きるのが
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