5月7日、旧民進党と希望の党が合流して国民民主党が発足した。だが、新党への参加者は62人にとどまった。国民民主党の共同代表の玉木雄一郎氏が打ち出すのは「対決よりも解決」。具体的な施策のひとつは「高速道路料金の劇的な値下げ」だという。その狙いをノンフィクション作家の塩田潮氏が聞いた――。(後編、全2回) 【玉木雄一郎・国民民主党共同代表】何よりも経済重視の党を目指したい。経済に強い党、経済政策と社会保障制度に強い党、と明確に唱えています。アベノミクスも限界が見えてきました。国民一人一人を豊かにしていく政策、再分配のあり方を示していきたい。 民主党政権が誕生したとき、国民に支持されたのは、子ども手当や月7万円の最低保障年金制度など、普通に暮らす人たちの不安に寄り添い、消費を活性化していく路線を掲げたことです。もう一回、挑戦したいのは、高速道路料金の劇的な値下げです。今、小口の大量の物流が多くな