東日本大震災から4年 写真特集 特集・ビジュアル解説 図解 動画 「船で避難、あり得ない」=計画に住民疑問−愛媛・伊方原発 「船で避難、あり得ない」=計画に住民疑問−愛媛・伊方原発 原子力規制委員会は、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)が新規制基準を満たすと判断した。審査書が正式に決定すれば、再稼働に向け、地元自治体の同意手続きに焦点が移るが、住民からは事故が起きた場合の避難計画を疑問視する意見が聞かれる。 東京電力福島第1原発事故を受け、愛媛県は昨年、住民避難のシミュレーション結果を加え、広域避難計画を改定した。 伊方原発は佐田岬半島の付け根にある。避難計画が必要な半径30キロ圏内には7市町が含まれ、13万人が住む。シミュレーションによると、13万人が圏外に出るのにかかる時間は、避難ルートの指定や車の相乗りなどで渋滞を抑制した場合、最短で6時間15分になる。 半島のほぼ全体を占