国民体育大会を主催する日本体育協会が、名称を「日本スポーツ協会」に変更する方針を固めた。名称変更されれば69年ぶりとなり、1911年に「大日本体育協会」として創設して以来続く「体育」の文字が消えることになる。20日に都内で開いた理事会で「変更の議案を6月の理事会で審議予定」と報告した。 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、「体育」より広い意味を持ち、自発的に楽しむ「スポーツ」へと、文言を置き換える流れの一環という。 同協会は、日本が五輪に初参加した1912年ストックホルム大会に向けて、その前年に「大日本体育協会」として設立され、競技団体の統括組織として存在してきた。戦後の1948年に現在の名称になった。 「体育」の文言をやめ、「スポーツ」への変更は、創立100周年の2011年などこれまでも何度か検討されてきたが、08年に行った加盟団体への調査で、「賛成57%、反対38%」の結果になる