ブックマーク / amon.hatenablog.com (15)

  • 零戦塗色飴色論争もこれで終わりになるのだろうか - 非行型愚夫の雑記

    歴史群像2018年2月号に零戦の塗装研究の記事が載っていました。 以下はその記事(P6-7)からの引用です。 「飴色」の謎 それでは、盛んに論じられた中に登場した「灰緑色」や「飴色」とは何だったのだろうか。 実は、中村さんが所蔵するものや、海外に現存する零戦の実機部材を見る限り、それがおそらく「飴色」と呼ばれたものだろうと思われる褐色がかった色調は簡単に見つけることができた。同時に同じ部品の上に明らかに無彩色に近い灰色を呈した部分も見つけることもできた(図?)。これは来灰色だった上に褐色がかった塗料が塗り重ねられているからなのだろうか。そうした観点で現存する実物を多数ながめ、わかったのは、灰色の上には何かを塗り重ねられてなどいない、ということだった。様々な個所で灰色の塗膜そのもののある部分が変色して褐色に変わっていることが見て取れた。「灰色自体が変色する」。これがすなわち『空技報0266

    零戦塗色飴色論争もこれで終わりになるのだろうか - 非行型愚夫の雑記
  • 武蔵の煙突後方の三連装機銃のシールドの有無について - 非行型愚夫の雑記

    『俺の知らない機銃がある……』武蔵生中継でパニックになる模型クラスタのみなさん - Togetterで武蔵の煙突後方の後部艦橋周辺の三連装機銃のシールドの有無が話題になっていましたが、この部分は近年の考証ではシールド有りとなっています。 「MODEL Art (モデル アート) 増刊 帝国海軍戦艦総ざらい 2015年 01月号 [雑誌]」P139より「武蔵」1944年10月レイテ沖海戦時(最終時)の煙突後方部分。画像中の赤字と赤丸は引用者による。 ちなみに大和ではこの部分はシールド無しとなっています。 「戦艦「大和」図面集 (Anatomy of the ship)」P32より、1945年(昭和20)4月、天一号作戦時の戦艦大和の煙突後方部分。画像中の赤字と赤丸は引用者による。 タミヤの1/700キットで武蔵最終時を作る場合、タミヤの1/700武蔵は竣工時の姿であるため、1/700大和を改

    武蔵の煙突後方の三連装機銃のシールドの有無について - 非行型愚夫の雑記
  • 靖国参拝における小泉首相(当時)と安倍首相の差 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか

    安倍首相の靖国参拝は小泉首相(当時)のときと違って米国からもあれこれ言われていることについてですが、この二人には明確な差があります。 小泉首相(当時)は非歴史修正主義者として振る舞い*1ブッシュ大統領(当時)との関係も緊密だったのに対し、安倍首相は歴史修正主義者として振る舞い*2オバマ大統領との関係は緊密ではありません。*3 小泉首相(当時)の場合と安倍首相の場合とで靖国参拝に対する米国の反応が異なる理由とは明言できませんが、こういう差は確実にあります。 歴史認識は外交問題になり、外交問題における事実として外国では安倍首相は歴史修正主義者と認識されています。そのことはニュース検索で「abe revisionism」*4で検索すれば明らか。*5そして、欧米における歴史修正主義に対する認識を考えれば欧米の首脳が歴史修正主義者と懇意になることはまずありえないので、安倍首相が歴史修正主義者であるこ

    靖国参拝における小泉首相(当時)と安倍首相の差 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか
  • 旅行記2013夏 - 非行型愚夫の雑記

    今年も旅行で福島県に行ってきました。 昨年の反省を踏まえ、今年は午後五時までに福島県での目的個所をまわるべく行動しました。 まずはリカちゃんキャッスル。アクアマリンふくしまも検討したのですが「水族館は別のところでも行ける」というカミさんの意見と要望を汲んでこちらに。 リカちゃんキャッスルは今年でオープンから二十周年とのことで展示のリカちゃんも二十周年のプリントがされた衣装を着ていました。この衣装は二十周年グッズの一つとして販売もされていました。 展示の一角には福島の観光案内が。 一通り回った後、カミさんはお人形教室で人形を作ったり、リトルファクトリーでオーダーメイド依頼したり、土産売り場で買い物したりしていました。 次は会津若松へ移動して田楽お秀茶屋へ。予定通り昼過ぎには到着。 田楽セットを注文。 店内は手塚治虫など著名人のサインが多数飾ってありました。 同じく会津若松の末廣酒造嘉永蔵。

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  • 読まない理由を探すより読みまくればいいのに - 非行型愚夫の雑記

    「どんなを読めばいいの?」の次に来る発言は「そのに色がついてないという保証はあるの?」 歴史認識問題における自称懐疑派な人によく見られる傾向だと思うのですが、史実への疑いに対し「なら、こういうを読むといいですよ」という返答に対し、あれこれ理由をつけて読もうとしないのですよね。 もし、そういう人の懐疑が物であるのならば、勧めたに限らず史実派のも否定派のも手当たりしだいに読んで、その上で妥当性を判断すればいいと思います。 そのようにして双方の主張の根拠、反論に対しての再反論など様々な条件について知識を得た上で総合的に判断すればいいのです。 を読むということはその内容を鵜呑みにするということではありません。内容に対して批判的目線を持つという当然のことをしながら読めばいいのです。 史実を疑う一方で根拠となるものを示してもひたすら読もうとしない姿勢は不快な事実を認めないための無知への

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  • 保守でも自省的な発言を行う人がサヨク扱いされる現象を何と呼べばいいのだろう - 非行型愚夫の雑記

    例えば「自虐史観ではなく自省史観」な保阪正康氏は保守言論人であるわけですが「自由主義史観」的世界観において氏はサヨク扱いされがちなように見えます。*1チャンネル桜界隈とか特に。 こういう保守言論人でも自省的な発言*2を行う人がサヨク扱いされる現象にふさわしい言葉とは何なのでしょうね。傾向としては右傾化というよりトンデモ化の方に属する現象だと思いますが。 なんにせよそのようにしてサヨク扱いする側の言動を見ると歴史修正主義やレイシズムは自省拒否の欲望*3に支えられているのだなと思います。*4 *1:「自由主義史観」に括弧付けしている理由は自由主義史観を自称する人々の主張が歴史修正主義そのものであり自由主義という言葉から想定されるものとかけはなれているから。ネトウヨ(ネット右翼)的主張はネットが普及する前からあり、むしろネトウヨはそのエピゴーネン。 *2:ときには許容しがたい欺瞞が見え隠れするよ

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  • 「最も嫌われている国」ランキングで日本が一位になったのは日本の嫌韓ネットユーザーの工作が原因 - 非行型愚夫の雑記

    Most Hated Countries - Top Ten List - TheTopTens®で日が一位になった経緯について。 日の嫌韓ネットユーザーが9月6日午前以前から2chのニュース速報+を中心に各板で投票を呼びかける。*1 ↓ 9月7日、6位だった韓国が1位になる。 ↓ 韓国のネットユーザーが気づいて対抗する投票を行う。 ↓ 60位だった日が2位になり、このランキングのことが中央日報で報道される。*2 ↓ 日が1位になる。 ↓ おそらく日のネットユーザーがこのランキングサイト管理者に投票を行った国の開示を要求し、2012年9月8日朝の時点の投票を行った国の投票数の割合が示される。*3 結果、韓国が64.00%、日が28.30%でこの二国で投票数の92.30%を占めることが明らかに。 57 : <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん: 2012/09/07(金)

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  • ならば問う。彼らに届く言葉とは何なのか? - 非行型愚夫の雑記

    歴史修正主義者とか差別主義者とかを批判していると「そんな言葉は彼らには届かない」というようなことをよく言われます。 ごもっともと思いますので、そう発言される方はどのような言葉であれば彼らに届くのか是非ご教示ください。「彼らに届く言葉」の使用例とその効果のほどを自らの言動をもって示していただけるとなお幸いです。 私はそもそも彼らには聞く気がないことを何度も体験していますので、どのような言葉であれば彼らに届くのか非常に興味があります。 ちなみに私はあなたのような「アドバイザー」が何か有効な方法を提示できた事例を今までに見たことがありません。状況をろくに知らないことによる頓珍漢な「助言」にはもううんざりしています。 そもそも私の言葉は彼らにだけに向けられているものというわけではありません。多くの場合、その矛先は私たちが所属する社会そのものにも向けられています。その社会はあなたが所属する社会でもあ

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  • 戦史オタが非オタの彼女に戦艦を軽く紹介するための10隻 - 非行型愚夫の雑記

    アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10に乗ってみる。 まあ、どのくらいの数の戦史オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、 「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、 その上で全く知らない戦艦の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」 ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、戦艦のことを紹介するために 見せるべき10隻を選んでみたいのだけれど。 (要は「萌え系軍事」の正反対版だな。彼女に戦史を布教するのではなく 相互のコミュニケーションの入口として) あくまで「入口」なので、時代背景説明に過大な負担を伴う19世紀以前の戦艦は避けたい。 できれば第二次世界大戦、それより昔でも20世紀にとどめたい。 あと、いくら戦史的に基礎といっても前弩級艦のような古びを感じすぎるものは避けたい。 帝国海軍好きが三笠は外せない

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  • 大日本帝国を糾弾するのに熱心な反歴史修正主義者が大日本帝国と同じようなことをしている中国に対して積極的に糾弾しているように見えないのは何故か? - 非行型愚夫の雑記

    諸君、余だ。 大日帝国を糾弾するのに熱心な反歴史修正主義者が大日帝国と同じようなことをしている中国に対して積極的に糾弾しているように見えない、と諸君が疑問に思っているようなので余が答えよう。 簡単なことだ。 正しい情報が流布されている分には批判する必要がないからだ。 正しい情報の下、諸君がどのように判断しどのように行動するかは諸君自身に委ねられているのだ。 考えてみるがよい。 反歴史修正主義は歴史修正主義に対するカウンターアクション。そもそも歴史修正主義者が偽りの歴史を流布していなければ、そういう活動をする必要は無いのだ。 反歴史修正主義者にとって、歴史修正主義者の偽りを暴くことが目的であり、大日帝国の負の歴史について発言するのは偽りを暴くための手段にすぎない。 全てがそうとまでは断定せぬが、反歴史修正主義者にとって大日帝国を糾弾するのは目的ではない。 偽りを暴くための手段として大

    大日本帝国を糾弾するのに熱心な反歴史修正主義者が大日本帝国と同じようなことをしている中国に対して積極的に糾弾しているように見えないのは何故か? - 非行型愚夫の雑記
    sampaguita
    sampaguita 2008/04/22
    他国(の一つ)ではなく自国について、より多く言及することがそんなに不自然に見えるのかなぁと思う。
  • 「虐殺少数派」のトリック - 非行型愚夫の雑記

    6「虐殺少数説」の登場 章で見てきたように、一九八〇年代は、南京事件をめぐる激しい論争に触発されながら、南京戦に参加した旧軍関係者の記録や証言がつぎつぎに発掘、公表され、南京事件における捕虜の集団虐殺などの局面がかなり明確になり、また下級兵士たちの陣中日記や手記が公刊されて、強姦、略奪、暴行、放火など末端部隊における不法行為の実態も明らかになり、それらの新資料を基礎にして、南京事件調査研究会のメンバーを中心に、南京事件の多面的な実態とその原因分析をふくめた全体像の解明が急速な進展を見せた。こうした史料の発掘と研究の進展のなかで、「まぼろし派」「虚構派」は学問的には破綻した。 それにかわって南京事件の事実は認めながらも、犠牲者数や規模を小さく見積もることで、事件としての深刻な意味を過小評価して、戦争につきものの事件の一つにすぎない、中国の「三〇万人虐殺」は「虚構」であると主張する「虐殺少数

    「虐殺少数派」のトリック - 非行型愚夫の雑記
  • 「中立」というポジションの魅力 - 非行型愚夫の雑記

    「中立」な人の発言の特徴 「よく分からないけど、どっちもどっち(どっちもバカ)」系の発言 「つまらないことに熱くなってバカじゃないの」系の発言 「どちらからも責められてつらい立場です」系の発言 上記のような発言は、歴史修正主義論争などにおいて史実派(肯定派)と否定派を「どっちもどっち」といってしまうような「中立」な人の心理をよく示していると思われる。 「よく分からないけど、どっちもどっち(どっちもバカ)」系の発言 「よく分からない」、つまり両者の意見の妥当性を判断するだけの知識もないのに関わらず、「どっちもどっち」と両方を見下している発言。両方の発言に価値を認めないので「どっちにも一理有る」というような表現にはならない。 「つまらないことに熱くなってバカじゃないの」系の発言 論争の対象になっていることは「つまらないこと」であり、それについて熱心に論じることは愚かであるとし、両方を見下してい

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  • 駄目な理想主義者 - 非行型愚夫の雑記

    駄目な理想主義者 視野狭窄で周囲の状況を判断できず物事の一面しか見れない。 それゆえ波及効果など現実に対する見落としの多い独善的な理想を提唱する。 そして、その理想を盲信してしまう。 盲信しているがゆえに見落としの指摘に対し感情で反発する。 自分の理想が世に受け入れてもらえないことに対し世の中の方を攻める。 世に受け入れてもらえない理想を共有する人同士で閉鎖的で排他的な集団*1を作る。 集団内で理想に対する「信仰」を示すために極端で過激な方向に思想自体が先鋭化していく。 暴走した正義感や使命感に基づいて(周囲の状況を判断できないがゆえの)突飛な行動をしてしまうことがある。 先鋭化の果ては滅亡か、生き残ってもカルト的集団の中で受け継がれるのみ。 カルト的集団に所属しなければ生き残れないような状況を作ることを謀ることがある。 人の振り見て我が振り直せ 視野を広く持ち物事を多面的に見るべし。 物

    駄目な理想主義者 - 非行型愚夫の雑記
    sampaguita
    sampaguita 2007/06/18
    むしろ悪意がないのが怖い、みたいな。
  • 相似している人々 - 非行型愚夫の雑記

    「分断」を促進したのは誰か。 - 想像力はベッドルームと路上からに対しての応答です。 D_Amonさんの語る構図は確かに正しい。だが、『こういう構造を作り出したものに対してではなく、こういう構造の上に偶々乗っかっているだけのものに対して非難しているわけで、的外れな非難というものです。』という部分は違うと思う。 大枠の構図を敷いたのが自民党なら、その構図をミクロな部分まで促進したのは当時主軸となっていた団塊世代である。彼らはその構図を破棄し、自らの望むように変えることだってできた。だが意識的にしろ無意識的にしろその努力を怠った。結果、下の世代に相当の負債を残したのは事実だ。 その構図を作り出したものへの批判と、そしてそれを容認・促進したものへの批判は同時に行われて然るべきだろう。単に、その選択の責任が政権のみにあると言うならば、それは社会に所属する者としてあまりに無責任なのではないだろうか。

    相似している人々 - 非行型愚夫の雑記
  • 「英霊たちの多大な犠牲」 - 非行型愚夫の雑記

    歴史群像2006年10月号P154-155より引用。 見捨てられた戦場 絶対国防圏−。 それは昭和十八年(一九四三)九月に大営が策定した”帝国戦争目的達成上、絶対確保を要する圏域”のことである。 簡単に言ってしまえば、少し戦闘地域を拡大しすぎたので、ここらで手堅い戦線だけでもしっかりと確保しておこう、ということだ。 海軍、陸軍それぞれに思惑があり、手仕舞いする地域については微妙な駆け引きを生むが、結局は九月三十日の御前会議において、この策定をもとにした新しい戦争指導方針が決定された。 絶対国防圏、といえば聞こえはいい。だが、確保する部分を縮小するということは、その外側は諦めるということである。死守すべき線の外側で戦っていた兵士たちは、文字どおり見捨てられた存在となる。 置き去りにされた兵士たち−。 元海軍陸戦隊、福山孝之もその一人であった。 「ひどい話だな、と思います。もう料は送れない

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