吉川貴盛元農林水産大臣が、大臣在任中に大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」元代表の秋田善祺被告から現金500万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部に収賄の罪で在宅起訴されました。 これまでの捜査の経緯や事件の構図などをまとめました。 起訴の内容は 特捜部は吉川元大臣に提供されたとみられる現金のうち、大臣在任中に秋田元代表から受け取った、合わせて現金500万円が賄賂にあたると認定しました。 吉川元大臣は、平成30年10月からおととし9月まで第4次安倍改造内閣で農林水産大臣を務めましたが、大臣在任中の平成30年11月21日に都内のホテルで200万円、おととし3月26日に大臣室で200万円、おととし8月2日に大臣室で100万円を、それぞれ受け取っていたということです。 これらの現金を手渡す際、養鶏の業界団体の有力者だった秋田元代表は、家畜の飼育環境の国際基準案に農林水産省として反対することや、