自民党の石原幹事長は24日、読売テレビの番組で、大阪府と大阪、堺両市を再編する「大阪都構想」について、「賛成だ。これは絶対に大阪にプラスになる」と賛意を示した。 都構想は、橋下徹知事率いる地域政党・大阪維新の会が11月27日に想定される府知事、大阪市長のダブル選公約に掲げているが、自民党大阪府連は大阪市議団を中心に反対が根強く、石原氏の発言が波紋を広げるのは必至だ。 石原氏は番組で、「3・11(の東日本大震災)後、東と西に競合、競争し合う大きな都があることは日本にとってプラスだと思うようになった。大阪を発展させていく上では、今の二重行政ではうまくいかない」と述べた。 ただ、ダブル選への自民党の対応については、番組終了後、記者団に対し、「(維新側から)全く(支持の)依頼もされていないし、自民党府連がどういう対応をしたいのかも党本部に上がってきていない。今の段階では、支持する、しないという情報