[東京 14日 ロイター] 原子力規制委員会の田中俊一委員長は14日の記者会見で、規制委が関西電力<9503.T>大飯原子力発電所(福井県おおい町)敷地内の断層を追加調査することに関連して、7月に再稼動した同原発3、4号機をいったん止める必要性があるかどうかについて、「理由もなしに動いているものを止める権限もない」と述べ、追加調査による結論を待つ姿勢を強調した。 今月2日に大飯原発の断層について専門家による現地調査を実施。同4日、7日に評価会合を行ったが、問題となっている同原発敷地内の地層のずれについて活断層によるものか地滑りによるのか調査チームの意見が割れ、結論が出ない状況だ。規制委は関電に追加調査を指示する一方、次回の評価会合は「重要な成果が得られてから開きたい」(7日の評価会合で規制委の島崎邦彦・委員長代理)としており、結論が出るのは年明けとなる可能性も出ている。 田中委員長は、活断
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