「大麻は彼(プロテニスプレーヤーの宮尾祥慈容疑者)が好きだから買った」。現役のプロテニスプレーヤーと元AV女優による大麻所持が発覚した。力士や名門大学の学生から格闘家に芸能人と、大麻汚染の広がりは、とどまることを知らない。元AV女優は日本人の密売人から大麻を購入していた。外国人を含むこうした「売買型」のほか、覚醒(かくせい)剤などとは違い、比較的簡単に栽培できるという「栽培型」のため、大麻汚染が拡大しているようだ。 「大麻は彼(プロテニスプレーヤーの宮尾祥慈容疑者)が好きだから買った」「(大麻は)彼と一緒に吸うためのものだった」… 関東信越厚生局麻薬取締部の調べに、元AV女優の倖田(こうだ)梨紗(りさ)被告(22)=本名、菊地有紗=はこう供述したという。麻薬取締部はこの供述をもとに11月5日、宮尾容疑者に出頭を求め、逮捕した。同被告は10月、乾燥大麻約0・7グラムと覚醒剤0・027グラムを