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ブックマーク / essa.hatenablog.com (36)

  • 「オオヤケ」的階層化のYahooと「Public」でフラットなGoogle - アンカテ

    成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN― - 『家族の痕跡』読書会チャット報告が面白い。 たくさんの興味深い論点があるが、一番興味を引かれたのが、主として井出草平さんが提起されている「『オオヤケ』と『Public』」という観点。 日人はもともと社会と直接接続する回路を持っていない。自分はまず「家」の一員であり、家を代表する家長が会社という「オオヤケ」に接続している。でもその家長も会社の中では、単なる「ワタクシ」の一員としてふるまう。会社が公的な存在であるのは、社長が会社を代表して、例えば業界という「オオヤケ」に接続しているからだ。 この図を見た方がわかりやすいかもしれない。 日人にとって社会参加とは、この階層構造のどこかにポジションを得るということである。 一方「Public」とは、全ての成員が同一の立場で直接接続するものである。西欧近代の社会はこの意味での「Pub

  • 祝!「リン・トゥイストが Big Picture にお金にまつわる神話と嘘の数々を語る」和訳公開! - アンカテ

    Lynne Twist talks about myths and lies surrounding money 平山雅浩さんが、以前紹介した、リン・トゥイストさんの講演の和訳を公開されました。彼女の静かで深い言葉がそのまま日語になっている素晴しい翻訳です。ぜひ、PDFの方を開いてじっくり向きあうことをオススメします。 リンさんは一貫して、お金と幸せの関係について語っています。彼女は、お金に高い優先度が与えられていることには非常に批判的ですが、お金そのものを否定することはありません。お金はあくまで道具であり、お金自体が罪や憎むべきものではないと彼女は言っています。それより、お金という道具をどう使うか。 わたしたちのお金の使いかたは、より善い世界をつくるうえで重要な役割をはたすことができます。あなたの魂が憧れる、その想いに寄り添うかたちでお金を使うとき、あなたの暮らしはより豊かなものになり

    祝!「リン・トゥイストが Big Picture にお金にまつわる神話と嘘の数々を語る」和訳公開! - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/05/25
    小池栄子への評価高し
  • 権力だってふつうの人が運営してるからバカもする - アンカテ

    ホワイトハウス主催の晩餐会に、モロに反ブッシュの人が呼ばれちゃったというお話。 ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - ホワイトハウス晩餐会でS・コルベアがブッシュをホメ殺し! ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - これが「コルベア・レポート」のブッシュほめ殺し TBS RADIO 小西克哉 松ともこ ストリーム powered by ココログ: 5/16(火)コラムの花道 macska dot org in exile - スティーヴン・コーベア@ホワイトハウス晩餐会のジョーク追加解説 Long Tail World: マスコミとブロガーの直接対決?コルベア暴言報道:Was Colbert Funny or Not? 知らない人は、ストリームの町山さんの解説から入るとわかりやすいと思います。 これは、いろいろな意味が読みとれる事件ですが、私としては、「ホワイトハウスにもバカがいるもん

    権力だってふつうの人が運営してるからバカもする - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/05/20
    コメント欄含め
  • 選択できないつながりの中で - アンカテ

    北沢かえるの働けば自由になる日記 - 「悪意の殺人は限度があるけど、善意の殺人は限度がない」 くらやみのスキャナー:オマ頃#7 「ひと夏の神秘体験」 R30: 言い訳とか楽屋裏の話とか Grip Blog: 滝弁護士へインタビュー Grip Blog: 松永英明さんへインタビュー 派生したエントリーからこういう順番で読んでみたけど、松永さんのインタビューで印象に残った所は、一連の「家族」に関する発言。 私がオウムを気に入ったのは、家族というものを重視しない。家族というのは今生の縁であって、たまたま親子に生まれました。でも来世はわかりません。家族同時に死んだら、人間だったとしてみんな同じ年齢から生まれるわけで、それがまた家族になるということはない。或いは敵同士が今度は恋人同士になるかもしれないとか、その辺は普通に仏教的な考えである。それに完全に則って行くと、家族とか関係ない。 松永: 親子

    選択できないつながりの中で - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/05/13
    オウムが大したことないというよりこれが宗教者なんだろか、とは思った
  • 「WEB進化論」的ネット経済とベーシックインカム - アンカテ

    P-navi info : 残業400時間で、会社に「ひきこもり」 動画版週刊はてな 我ながらすごい組合せだけど、この二つの事例、「労働」と「自己実現」の関係において、対極的であり同時に共通性を持っている。 対極的であるのは、「自己実現」と「企業の価値」の関係だ。 「残業400時間」企業においては、自己実現(どころか健全な私生活)は、企業の価値を高めることと絶対に両立しないものとされている。それに対し、「はてな」においては、自己実現そのものが企業の価値と直結している。id:reikonさんに呼ばれて自分が開発したサービスの新機能をアピールする社員たちや、同好会的なノリで入る笑い声そのものが、無味乾燥なプレスリリースよりずっと効果的に、自社の市場における価値を表現している。その「表現」そのものが「はてな」の企業としての価値だ。これが無ければ「はてな」はアクセスを稼げず金を稼げない。 共通性は

    「WEB進化論」的ネット経済とベーシックインカム - アンカテ
  • ホワイトバンド問題に議会政治の原点を見る - アンカテ

    MetLog: ほっといてもいいほっとけない世界の貧しさ階層化の見取り図はわかりやすい。 この問題のひとつのポイントは「広告代理店的戦略と倫理の関係」だと思う。商品を売る為のノウハウで良心を動員することの正当性をどう考えるかだ。その観点に問題を絞り、少し抽象化しつつさらに整理してみると次のようになると思う。 小二病何も考えず戦略に乗る。操作された自分が物の自分 中二病全て拒否。広告を見る前の自分が物の自分 高二病極端に走るのは子供。両方に等しく自分がいる 大二病こういった見取り図を描くことに固執 小二病は、広告によって操作された意図が、広告代理店の意図ではなくて自分の意図であると思うことだ。広告代理店的ノウハウに関する知識と関係なく、そういうスタンスはあり得ると思う。広告はその問題に目を向けさせて、必要な情報を提供してくれただけである。それに気づき、同じ情報を提供されれば、広告が無くて

    ホワイトバンド問題に議会政治の原点を見る - アンカテ
  • 人の生と死はシステム化できない - アンカテ

    神奈川新聞:神奈川県内の産科医療機関のうち3分の1が10年以内に「分娩中止へ」 というショッキングなニュースがありました。 医会副会長の平原史樹・横浜市大教授は「当直や緊急呼び出しが多い過酷な勤務条件と、出産時のトラブルに対する訴訟の増加が、産科医が分娩をやめる背景にある。開業医の高齢化が進む一方で、産科医を目指す若者も減っている」と指摘。新たに産科を開業しても、初めから分娩を行わないケースも多いという。 医会は「分娩を行う産科は既にパンク状態で、横須賀市内の妊婦が横浜南部の医療機関で分娩を行うなどの影響が出始めている」と、全国的な傾向が県内にも表れている現状を説明。「県内の分娩受け入れの減少は少子化を上回るペースで進むため、医療機関の数で上回る都内などへお産の場所を求めざるを得ない人が増える」と危機感を強めている。 この傾向は全国的なもので、「どうする?日のお産」プロジェクトというプロ

    人の生と死はシステム化できない - アンカテ
  • mixiが2ちゃんねるを駆逐できない理由 - アンカテ

    J0hn D0e の日誌 - ネットにはサザンクロスシティという居心地の悪い街「しか」存在できないのかというエントリは、銀座のどまん中でなければ無人島に一人に通じる話で、やっぱり同じようなことを考える人はいるのだなあと思った。 それで、これに対する今目に見える対策としては、やはりSNSだろう。特に、FOF(友達友達まで公開)というアイディアにはなるほどと思わされた。mixiが大盛況なのもうなずける。 しかし、これはどうにも質的な解決には思えないのだが、そのあたりがised@glocom - ised議事録 - 10. 倫理研第7回:共同討議第2部(2)で議論されていた。 加野瀬: 共通IDで討議の空間をつくっても、おそらく不満が生まれて匿名空間に流れると思います。実例を挙げれば、2ちゃんねるSNS板にはmixiのスレッドがアホみたいにあって、2ちゃんねるのことを「悪口で繋がる自由」と

    mixiが2ちゃんねるを駆逐できない理由 - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/03/31
    2ちゃんを誇れなくてどうするという話。 あと「討議」をベタ=mixiに入れるのはこの話では違うような。
  • 洗脳装置としての見えない無名の宗教 - アンカテ

    ホリエモンの件を見てて印象的陰謀論的に思うことは、日は悪いことをしないと出世できないようにできていて、悪いことをするとシッポをつかまれる。悪いことをした奴の中で誰をつかまえて誰をつかまえないか決める人がいて、その人たちが当の権力を握っている。 悪いことをしない奴は、出世しないので放っておける。 出世した奴は悪いことをしているので、それをネタにコントロールできる。 この縛りを脱するには、二つの道しかない。 悪いことをしないで出世する→Web2.0 出世しようとすることをやめる→ニート 陰謀論的には、「出世してない良い一般人」と「Web2.0やニート」が反目しあうような思想的状況を作れば、既存の権力者にとっても最も有利である。逆に両者が連合すると一番困る。 「出世してない良い一般人」を扇動して「Web2.0」的なものや「ニート」的なものを敵視するようにしむける洗脳装置が、具体的な「闇の組織

    洗脳装置としての見えない無名の宗教 - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/03/29
    コメント欄も興味深い
  • シェアを拒否する身体感覚とmobile2.0、鍵はエビちゃんの歩き方 - アンカテ

    moblie2.0というコトバは、こちらのエントリーから DESIGN IT! : 「フィジカル」と「デジタル」のあいだで (2) 「Web2.0」から「Mobile2.0」へ これを図式化すると、 シェア指向 囲いこみ指向 身体感覚無し Web2.0 旧式マスメディア 身体感覚有り mobile2.0 ケータイ それで、この枠組みの縦を区切る線と横を区切る線のどちらが強いか?という話になると思う。 ちょうど、こういうエントリーもあって アメリカの大学生より日の高校生の方が実はかなり衝撃的:できる!CSSを使いこなす 私の図式にあてはめると、y-iwebさんは、縦の区切りより横の区切りの方が質的でよりラディカルだと見ている。つまり、(Web2.0+旧式マス)が(mobile2.0+ケータイ)によってぶっとばされつつあると。 渡辺保史さんは、シェア指向+身体感覚による「フィジカルな世界の

    シェアを拒否する身体感覚とmobile2.0、鍵はエビちゃんの歩き方 - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/03/27
    脳は共有されるけど身体は共有されえない、という感じ
  • 量子的自己の脱・世間と脱・社会 - アンカテ

    松永英明さんのことは一生信じないけど共存していきたい 「信者」である権利と教祖の取締りの両立は可能か? アルファブロガーは烏山宛の年賀状を出すか? -- 松永さんの社会復帰と「世間」への復帰 これまで、松永さんのことについていろいろ書いてきたが、書けば書くほど混乱していく感じがしてきた。しかし、弾さんの404 Blog Not Found:量子自我(quantum ego)とは何かを補助線にしたら、ある程度スッキリと話がまとまりそうな気がする。 古典的自我と量子的自我 自分を把握しているかどうかはさておき、現代人は「自分」を「他人」とはっきり区別できるのだという前提に社会を組立てて来た。所有権という概念が成り立つためには、そもそも「誰」がはっきりしないことには文字通り「話にならない」。「自分のもの」は「他人のものではない」し、その逆もまた真なり。ここには確固たる排中律が存在する。 社会は、

    量子的自己の脱・世間と脱・社会 - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/03/21
  • アルファブロガーは烏山宛の年賀状を出すか? -- 松永さんの社会復帰と「世間」への復帰 - アンカテ

    オウム/アレフの物語 - カミングアウト(改訂版)に松永さんが過去の経歴について書かれている。この中の「民主党・自民党の懇談会への参加について」を読むと、松永さんは、「懇談会」というものの世間的な意味について、理解してないように思える。 世間というのは、年賀状やお歳暮を送りあう、同窓会とか親戚等のローカルなグループであって、普通の日人はそのローカルなグループに複数所属して、多重所属するメンバーの連鎖によって日の社会はできている。営業に行って、同じ大学の出身者がいたら、まず先方と共通の知人がいないか確認して、もしいたらその商談がスムーズに進む可能性が高い。こちらの世間と先方の世間は、その共通の知人によって連鎖して、それによって先方とこちらが同じ世間に所属していることに安心するのだ。その知人との直接の関係の濃淡は問題とならず、ローカルな世間に共通に所属していることのみが安心感を生むのだ。

    アルファブロガーは烏山宛の年賀状を出すか? -- 松永さんの社会復帰と「世間」への復帰 - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/03/21
    ホントややこし過ぎるとこが・・・第三の道はあったとしても、んー
  • 即身仏は立派な社会人か? - アンカテ

    Freezing Pointというひきこもり支援の活動している方の日記を読んでいて、以下の話に衝撃を受けました。 繰り返しますが、当に難しいのは、生きようという欲望自体が枯れてしまっている人たちです。彼らは気で「死んでもいい」と思っている。僕にも思い当たるフシがあります、「餓死」は身近です。 ここで「餓死」と言っているのは、比喩や誇張ではなくて、ひきこもり状態で両親が亡くなられた後、残された兄弟がそのまま餓死してしまったという事件のことです。検索してみたら、ほぼ日の「あのくさ こればい!」でこれを取りあげた記事が見つかりました。 ひきこもり問題は複合的な問題だと思います。トラウマやPTSDのような精神医学的な問題でもあるし、福祉や若者の就業支援あるいは教育の硬直化という社会的な問題でもあるし、家族のあり方の問題でもあるし、若者の就業機会の不足のような経済にからんだも含まれています。おそ

    即身仏は立派な社会人か? - アンカテ
    santaro_y
    santaro_y 2006/03/18
    『「ひきこもりの社会復帰」とは「即身仏への道からのドロップアウトの強制」』
  • 「信者」である権利と教祖の取締りの両立は可能か? - アンカテ

    イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。 「網」という生産手段を所有する立派な漁師と言えば、今で言えば、有名大学を卒業して一流企業に就職したエリートに相当するくらい、社会の中核を担うことを期待された若者であっただろう。そういう将来有望で安定した生活を約束された若者が「すぐに網を捨てて従った」ということは、回りの人、特にシモンとアンデレの親御さんには、非常に衝撃的なことであったに違いない。 そして、この時点のイエスは、布教開始直後であり、何の権威も名声もない。ここには、彼らがイエスについていくことについて、イエスの言葉以外に何のロジック、弁明もない。宗教とはそういうものである。 こうやって若い人をた

    「信者」である権利と教祖の取締りの両立は可能か? - アンカテ
  • ツッコミビリティとトレーサビリティ - アンカテ

    前のエントリーを書きながら、漠然と「ツッコミビリティとトレーサビリティ」という枠組みを考えました。 ツッコミビリティは、「言説の反論しやすさ」くらいの意味で私が作った造語で、トレーサビリティは主に品の追跡可能性として使用されているようですが、ここでは、これを次のようにネットの中の言論の為の用語として再定義して使用します。 ツッコミビリティ 言説に対する反論を読者に提示することが容易である性質(上記記事では「物理的ツッコミビリティ」) トレーサビリティ 言説と言説の発信者に関する情報を関連づけることが容易である性質 ネット上での代表的なメディアを例示すると次のようになります。 ツッコミビリティ高 ツッコミビリティ低 トレーサビリティ高 ブログ マスコミの運営するサイト トレーサビリティ低 2ちゃんねる ジオシティーズ等の無料ホームページ ネット以外のメディアを例示すると次のようになります。

    ツッコミビリティとトレーサビリティ - アンカテ
  • 松永英明さんのことは一生信じないけど共存していきたい - アンカテ

    川上イチロー名義でオウム信者F氏の論評をしていたり、ゲッベルスに傾倒していたりする人だから、リテラシーの問題としては、まさに彼が繰り返し言っていたように「情報の真偽を保留」した思考が必要とされると思う。 彼は必死で社会復帰の道を探る脱会信者なのかもしれない。崎山伸夫さんが指摘しているように、いくつかの疑問点は残るのだけど、それは生計を立てる為のやむを得ない沈黙なのかもしれない。 そうではなくて、彼のカミングアウト自体が、情報戦略はもう無効だと思わせておいて、「何歩かわからんが先に行く」という複雑な洗脳戦略の一部なのかもしれない。 今後、いくつかの事実が明らかになって、そのどちらであるのか確定する日が来るのだろうか?どういう事実を見たら、この二つの可能性のうち一つを捨てる気になるだろうか、捨てても問題ないと言えるようになるのか、それを考えて行くと、これはほぼ永遠に決着がつかない問題だろうと思

    松永英明さんのことは一生信じないけど共存していきたい - アンカテ