ブックマーク / totb.hatenablog.com (8)

  • サービス業の低労働生産性と裏切られた勤勉革命 - Think outside the box

    生産性部の「生産性レポート Vol.7 産業別労働生産性水準の国際比較」の分析(⇩)のうち、 サービス産業においては、運輸(44.3%)、卸売・小売業(38.4%)、飲宿泊(34.0%)といった経済に占めるシェアの大きな産業で日米格差が極めて大きいことも明らかとなった。 小売業を中心に考察します。 日を代表する小売業のセブンイレブンの業態はコンビニエンスストアですが、コンビニエンスストアの従業員1人当たり販売額は他業態よりも少ないのが特徴です。 一方、売場面積1㎡当たり販売額では首位になっています。 コンビニエンスストアの競争力は「1人当たり」ではなく「単位面積当たり」にあることが分かりますが、これから想起されるのが江戸時代の「勤勉革命」です。*1 近世日の経済社会 作者: 速水融出版社/メーカー: 麗沢大学出版会発売日: 2003/04メディア: 単行 クリック: 2回この

    サービス業の低労働生産性と裏切られた勤勉革命 - Think outside the box
    santo
    santo 2018/04/11
    勤勉と低生産性。
  • 日本が没落した簡単な理由~投資しないから - Think outside the box

    の没落については様々な角度から説明できますが、その一つが、経済成長の原動力である投資を増やさなくなったためです。 名目ベースでは、建設投資は一時はピークから半減し、機械設備とソフトウェアへの投資も1991年と1997年のピークを下回ったままです。 投資が増えなかったのは、日経済のリソース不足や銀行の貸し渋りのために「できなかった」からではなく「できるのにしなかった」から、例えるなら「料は十二分にあるのにべることを拒否したから」です。 2003年度以降、企業は内部資金が増加しても設備投資を増やさずに株式取得を積極化させていますが、これは日市場を見限って海外市場に活路を求めたことの反映です。株主利益を最大化するためには合理的行動です。 一方、政府も歴史的低金利で資金調達できるにもかかわらず、国民の圧倒的支持を背景に、公共事業を大幅に削減しました。財政健全化のための「無駄」の削減です

    日本が没落した簡単な理由~投資しないから - Think outside the box
    santo
    santo 2018/04/09
    “これは日本市場を見限って海外市場に活路を求めたことの反映” まあ、これが国内停滞の理由という気もする。でも国内戦略を突き詰めるとトランプ戦略と似てくる。悩ましい
  • カズオ・イシグロは男女平等の敵 - Think outside the box

    カズオ・イシグロによると、質の高い作品の執筆を可能にしたのは、家庭内分業だったということです。 Kazuo Ishiguro writes for the Guardian: how I wrote The Remains of the Day in four weeks http://t.co/ldprFwFLf2 — The Guardian (@guardian) 2014年12月7日 Lorna, despite her own busy schedule, would for this period do my share of the cooking and housework. In this way, so we hoped, I’d not only complete more work quantitively, but reach a mental state in

    カズオ・イシグロは男女平等の敵 - Think outside the box
    santo
    santo 2017/10/09
    “伝統的家庭内分業が、「害は小さく・パフォーマンスは大きく」なる合理的なもの” 「どっちが稼いでもいい」という条件が満たされるならば、合理性はそうなのかもしれないよね。
  • [グラフ]賃金上昇が鈍い背景 - Think outside the box

    賃金上昇が鈍い背景にあるものをグラフにします。 コラム:鈍い賃金上昇、背景に高齢者の低賃金労働の可能性も https://t.co/ui4Apv0mPw pic.twitter.com/tPDCWvWos6 — ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2017年7月14日 日は欧州各国と比べて、60歳以降の年収の減り方が顕著で、3割程度の賃金カットを実施している企業が多い。高齢者の賃金の3割カットは、すでに「常識化」されつつある。 国税庁「民間給与実態調査」より、1年勤続者の平均給与です。 総務省「労働力調査」からは、労働力率の上昇が給与水準が低い女と高齢者に集中していることが分かります。 男の働き盛りの世代の就業率は金融危機の前の水準を回復していません。 非労働力率も高止まりしたままです。 ロイターのコラムには 欧米の学会で提起されている学説を「翻訳」して紹介するだけで

    [グラフ]賃金上昇が鈍い背景 - Think outside the box
    santo
    santo 2017/07/17
    なるほどザ高齢化。全ては日本の高齢化問題から発しているが、企業は弱る日本を切り捨てて自分の利益を守ることに必死。美しい国だ。
  • 1999年に予言されていた「失われた20年」 - Think outside the box

    経済は1997年度から名目ベースで成長できなくなっていますが、その直接の原因は、企業部門が資金余剰を続けていることです。 このことは、政府部門に置き換えると理解しやすくなります。 フローでは毎年度「財政赤字」を続けていたものが、1998年度以降は平均約20兆円の「財政黒字」に転じています。 ストックのネット負債はピークから330兆円も減少しています。 企業部門の大規模な「財政再建」が強烈な景気下押し圧力として働き続けていることが、名目ベースでの成長を阻害しているわけです。 この企業行動の大転換を促した「財政規律」に相当するものが、資効率を重視する経営規律(資規律)です。 (参考記事⇩) www.fujitsu.com 2014年に経済産業省がまとめた「伊藤レポート」にも 資コストを意識したROE等の資効率の向上はアベノミクスの第三の矢の中核として捉えられるべきであろう。 とあり

    1999年に予言されていた「失われた20年」 - Think outside the box
    santo
    santo 2017/07/17
    国家と企業とが財政黒字を目指せば経済は停滞する。まあ、当面を黒字化ってことはリスクである成長投資を削ることだもんね。分かりやすい思考実験。
  • 金融に乗っ取られて貧しくなっていく日本経済 - Think outside the box

    過去20年間の日経済の相対的凋落(と中国の急成長)は劇的です。 その直接の理由は、金融危機が発生した1997年を境に、名目GDPが上昇トレンドから「ボックス相場」に移行したことです。 経済成長のパターンを「貿易財産業における技術進歩→生産性向上→賃金上昇→非貿易財産業の賃金上昇→非貿易財(サービス)価格上昇→サービスの財との相対価格上昇(ボーモルのコスト病)」として、日経済のどこにトラブルが発生したのかを分析します。 サービスの財との相対価格は2003年から上昇を止めています。 トレンドが続いていれば、2016年度は現実値から1.2倍弱になっていました。消費者物価指数に占めるサービスのウェイトは約50%なので、CPI総合は1.1倍です。 日経済は1997年あるいは2003年に構造変化を起こしていることが示唆されますが、1998~2002年は企業がバブルの後始末のデレバレッジ(「三つの

    金融に乗っ取られて貧しくなっていく日本経済 - Think outside the box
    santo
    santo 2017/07/08
    “安倍政権が投資ファンドが儲かるようなことを国益と見なしている” ま、民間含めみんなそんな感じ。
  • 東洋経済「人口急減の恐怖」を勝手に補足 - Think outside the box

    東洋経済の「人口急減の恐怖」に関する記事に勝手に補足します。 toyokeizai.net 森田:推計ですが、2060年でいちばん多い年齢層は86歳なんです。 2015年と2060年の各年齢のグラフです。*1 塩をかけられたナメクジのように収縮していきます。「人口急減の恐怖」が実感できます。 男女計を線グラフにして比較します。2015年に一番多い年齢は団塊の世代の66歳です(今年は67歳に)。 各年齢の人口増減です。 日全体が「若者が出て行って老人が残された過疎集落」のようになってしまうわけです。このような社会が正常に機能するのか想像困難です。 こうなってしまう原因の少子化については、 森田:結婚する人が少ない。結婚しても子どもを作らないし、作っても1人か2人しか作らない。経済成長が鈍って多くの人が正社員になれなくなっているので、子どもを産み育てる経済的余力がない。産んで育てようにも、女

    東洋経済「人口急減の恐怖」を勝手に補足 - Think outside the box
    santo
    santo 2016/12/10
    これが意見として正しいかと言うとアレだが、可燃性の論点が一杯含まれていて面白い記事だと思う。
  • 「無敵の人」が増加する脅威 - Think outside the box

    数年前に、秋葉原やマツダ社工場の無差別殺傷事件*1などについて、知人と話したことがあります。 これらの事件の共通項は、いわゆる「負け組の男」が犯人であることです。その時の会話では、犯行に至る心理を、 犯人にとっては生きていくことそのものが苦痛。 苦痛から逃れるために死を願うようになる。 「一方的敗者」として死ぬことが悔しいため、自分を苦しめた「敵」に一太刀浴びせてから死にたい、と考える。 しかし、敵は「社会」という漠然としたものであるため、代わりに「社会でうまくいっている人々」を敵と(無理やり認識)して攻撃する。 ではないかと分析しましたが、「黒子のバスケ」事件の犯人の告白がその分析と合致することに驚いています。 Yahoo!ニュースで記事を公開しました。 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開1(篠田博之)- Yahoo!ニュースhttp://t.co/9DWHXrYVA3

    「無敵の人」が増加する脅威 - Think outside the box
    santo
    santo 2014/03/21
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