カメラマン千葉康由が、この1枚の現場にたどりつくまで 世界報道写真コンテストで大賞、日本人受賞は41年ぶり 60年を超える歴史がある世界報道写真(WPP)コンテストで、125カ国・地域のフォトジャーナリスト4282人の応募の中から、仏AFP通信の千葉康由(48)が大賞に選ばれた。日本人の大賞受賞は41年ぶりの快挙だ。その1枚を撮影した瞬間、何が起きていたのか。ケニア在住の千葉が、電話取材に語った。(山本大輔、文中敬称略) 【写真】歴史的な刺殺事件の瞬間、沢田教一のベトナム戦争も…過去の日本人大賞受賞作 【プロフィル】 千葉康由(ちば・やすよし) 1971年生まれ。大分県佐伯市出身。武蔵野美術大学映像学科卒業後、95年に朝日新聞社に入社。写真記者として多くの連載や記事に携わる。2007年に退職し、フリーフォトグラファーとしてケニアに移る。11年にAFP通信のスタッフフォトグラファーとなりブラ