性暴力被害者が沈黙を強いられる日本社会を作ったのも、それを変えるのも報道メディアの責任です。 2020年メディアで働く女性ネットワークが『マスコミセクハラ白書』を出版し、報道機関や関係省庁への申し入れを行なってから2年経ち、報道現場では、少しずつ、内部から変えようという動きがあります。 ジェンダー平等などの記事が増え、2022年、新聞労連有志によりジェンダー表現のガイドブックが出版されました。 しかしながら、いまだに性を消費的に取り上げ、性暴力二次加害をメディアが行ってしまうことも続いています。 権力側への取材において、女性記者を接待役のように配置する悪しき風習は変わっていません。 性暴力を受け仕事が続けられなくなった被害者を守らず切り捨てるオールドボーイズクラブは変わっていません。 映画界、文学界などで性暴力を許さない声が上がり、大きな波となっています。日本のジャーナ