連邦通信委員会(FCC)によるローカル市場におけるメディア統合を促すかに見える「クロスオーナーシップ」規制の撤廃と、それと相反するようなAT&Tのタイム・ワーナー買収に対する司法省の差し止め訴訟。 さらにFCCは、AT&Tやベライゾンなど、メディア再編の台風の目である通信業界に追い風となる「ネットワーク中立性」廃止への動きを鮮明にする。 それがほんの1週間のうちに起きた。 メディア激変の風は、どこに向かっているのか。 ●クロスオーナーシップ規制撤廃 FCCがクロスオーナーシップ規制の撤廃を決めたのは16日だ。 この日の決定には、いくつかの規制撤廃がふくまれる。 ※参照:「スケールか死か」米メディアで起こる地殻変動 その一つが、「新聞と放送局」への規制だ。フォード大統領時代の1975年に制定された、同一事業者が同一市場内で、新聞と放送局の両方を所有することへの規制を撤廃した。 さらに、「ロー
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