2008年3月26日、バグダッドのサドルシティー(Sadr City)で、路上爆弾で爆破された米軍装甲車の残がいを見せる少年。(c)AFP/AHMAD AL-RUBAYE 【3月27日 AFP】イラク開戦から5年が経過した。米国は、近隣諸国に避難したイラク難民の状況が悪化しつつあることは認めているものの、難民の受け入れ数はごく少数にとどまっている。 米国務省の統計では、2月のイラク難民受け入れ数は444人。06年10月1日からの今会計年度では1876人を受け入れたに過ぎない。 米政府は今年度のイラク難民受け入れ数を1万2000人に設定している。国務省は、2001年の9.11米同時多発テロを機に煩雑になった手続きのせいで受け入れが遅れていると指摘。「手続きのスピードアップを図る必要がある」との見解を示している。 米国は、イラクから難民のほかに、政府職員として働ける人材(翻訳者、通訳者など)と