主任研究員 呉 学殊 「現代版奴隷市場」、「江戸時代だったら刀をもっていって社長の首をはねてやりたい」、「とにかくダメージを与えたい」、「にっちもさっちもいかなくて、本当に路頭に迷っていただろう」、「もう死んでしまうかも知れない可能性がある」、「女性30歳高齢者」等々の言葉を、労働者のヒアリング調査の際、耳にし、労働現場は今大変だと心配していた矢先、尊い7人の市民が犠牲になったあの痛ましい秋葉原事件が起きてしまった。 私は、昨年末から最近増加し続けている個別労働紛争(労働者個人と会社との間で発生するトラブル)がなぜ起きているのか、また、労働組合がその紛争解決や予防にどのような役割を果たしているのかを調べるためにその分野で大きな成果を挙げているコミュニティ・ユニオンを訪問し調査を行っている。コミュニティ・ユニオン[1]とは、「地域社会に根をもった労働組合として、パートでも派遣でも、外国人で
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