会見オープン化を決めた北海道電力(札幌市中央区の同本店) 北海道電力は2日までに、同社の記者会見に記者クラブ加盟記者以外の参加も認める、いわゆる“会見オープン化”の方針を固めた。同本店(札幌市中央区大通東1)内で開かれる次回の会見をめどに、参加資格を拡げる方向で調整を進める。 北電はこれまで、本店内で開く会見の参加者を北海道経済記者クラブ加盟社(新聞・通信・放送22社)に限定、雑誌やインターネットメディア、外国プレス、フリーランス記者などの会見場への立ち入りを認めていなかった。これに対し、本誌を含む複数の記者クラブ非加盟メディアがたびたび改善を要望、8月26日の“やらせ”発覚以後は本店を訪ねて直接交渉する記者も増えたが、同社はセキュリティ上の都合などを理由に要望に応じていなかった。 状況が一変したのは11月29日、監督官庁の経済産業省が国内の電力各社に会見オープン化を指示したことによる