【ワシントン=USA TODAY(ミミ・ホール)】米国土安全保障省は今週から、入国者の10本の指全部の指紋を登録する「US−VISIT」プログラムを一部の空港で開始。来年には全空港で実施するという。 米当局は中枢同時テロ以降、入国管理態勢を強化。04年から人さし指の指紋登録を義務づけた。その後、2本に増やし、現在9000万人の指紋データを保有している。たが、テロリストの侵入をより厳しくチェックするために、全指の指紋を取ることにしたという。 政府発行の国境通過カードを持つメキシコ人とカナダ人のほとんどは例外扱い。79歳以上と14歳以下の入国者も対象から除外される。 今週からは、ダレス国際空港(バージニア州)で実施、来年3月までに他の9空港に広げ、来年末までに全空港に拡大する計画。 米旅行業協会のリック・ウェブスターさんは「3500万人の旅行者が影響を受ける」と見込んでいる。 電子個人情報セン
米国土安全保障省は30日、日本人観光客を含め大量の旅客が到着するニューヨークのケネディ国際空港やフロリダ州のオーランド国際空港などで、入国する外国人を対象に、両手のすべての指の指紋採取を2月末までに開始すると発表した。 テロリストの入国防止などを目的とする入国時の指紋採取は、2007年11月から首都ワシントン郊外のダレス国際空港を皮切りに主要空港で、これまでの両手人さし指での採取からすべての指での採取へと順次移行中。08年中に全米の国際空港で実施の予定。 同省担当者は「現在、(指紋採取には)人さし指1本に約4秒かかっているが、新方式ではセンサーも新しく、親指に2秒、残りの4本に2秒で、両手では計約8秒と変わりない。慣れるまで(1人につき)数秒遅れるだけだろう」としているが、顔写真の撮影と合わせ、入国審査の滞りが懸念されている。 全指紋の採取は、ダレス国際空港に続き、ボストン(ローガン)、シ
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