科学技術振興機構(JST)は5月24日、独創的シーズ展開事業「委託開発」の開発課題「ヒト型患者ロボット「SIMROID」を含む歯科用臨床実習教育シミュレーションシステム」の開発結果をこのほど「成功」と認定したと発表した。 独創的シーズ展開事業・委託開発とは、大学や公的研究機関などの研究成果で、特に開発リスクの高いものについて企業に開発費を支出して開発を委託し、実用化を図っているというJSTのプログラムだ。同事業は、現在、「研究成果最適展開事業 研究成果最適展開支援プログラム【A-STEP】」に発展的に再編して継続して実施されている。 そのプログラムを活用して研究開発が行われた今回の課題は、日本歯科大学附属病院の羽村章病院長らの研究成果を基に、2009(平成21)年1月から2012(平成24)年1月にかけて、モリタ製作所に委託して、企業化開発(開発費2.3億円)を進めていたものだ。 これまで