タグ

ブックマーク / www.satonao.com (12)

  • オサニチ第35回 今日なのかな、小鳥さん?今日かい?

    ふと気がつくと、昨日と同じような一日を送っている。 昨日と同じように会社に通い、昨日と同じようにテレビを見、昨日と同じようにビールをグビる。 生活のためとはいえ、そんな毎日を送って老いぼれてくのはゴメン、だよね? 同じ顔した毎日に、ほんの小さな無理ない刺激。 機械的な毎日に人生を牛耳られないために。「オサニチ」。連載中。 第35回「オサニチ的胸にチクチクくる言葉(その23)」(2005年02月) このところ、毎朝目が覚めたらすぐ、ベッドの上で呪文のように唱える言葉がある。 「今日なのかな、小鳥さん? 今日かい?」 そして窓から外を見る。風で揺れる木や空を行く雲を見る。そして自問するのだ。用意はいいか? するべきことをすべてやっているか? なりたいと思う人間になっているか? うはは。わけわからないよね。すまんすまん。 でもね、ボクにとっては相当胸にチクチクくる大切な言葉なのである。 簡単に説

    sasabon
    sasabon 2018/05/14
  • www.さとなお.com(さなメモ): ノマドって「企画の超重要な部分」が抜け落ちる 〜新オフィスに入居しました

    先週の10月5日は、スティーブ・ジョブズの命日であり、ビートルズのシングル・デビューの日。 その日、ボクの小さな会社 (株)ツナグ は、小さな新オフィスに入居した。 新オフィスに入居して初めてしたことはマックブックエアーの電源を入れたことだし、引越のBGMはもちろんビートルズ。ジョブズとビートルズに見守られての入居だった。写真は入居した朝のオフィス。まだ家具が何も入ってない状態。借景に青山霊園の緑。 電通を辞めて(株)ツナグを作って約1年半になる。 最初は社員ひとり(ボクだけ)。 辞めたタイミングでたまたま東日大震災が起きたので、最初の1年弱はほとんど震災支援活動のみ(助けあいジャパン)。つまりほとんど稼いでない。社員もオフィスも特には必要ではなく、いわゆる流行の「ノマド」でやってきた。 でも、生きるためには稼がなくちゃ。いつまでも支援だけでは干上がってしまう。 なので、去年末くらいから

    www.さとなお.com(さなメモ): ノマドって「企画の超重要な部分」が抜け落ちる 〜新オフィスに入居しました
  • www.さとなお.com(さなメモ): サラリーマン時代の数倍忙しくなったけど、「疲れ」は半分以下かもしれない

    会社を辞めて独立をして、見事に「土日」と呼ばれるものがなくなった。 というか、もともとオンとオフを分けて考えたことがあまりないので、土日もずっとオンではあった。 でも、サラリーマン時代、土日は基的に「休み」だった。その「休み」がなくなったのである。常に仕事をやっている感じ。 つまり、「忙しさ」という意味では、独立前より数倍忙しくなった。それまでもかなり忙しい方だったと思うが、それに輪をかけて忙しくなった。ただ、「疲れ」という意味では、サラリーマン時代の半分以下かもしれない。 そう、疲れにくいのである。 いや、物理的な疲れはもちろんある。かなりきつい。でも、たぶん精神的な疲れが激減したんだろうと思う。サラリーマンをやっている時の方が数倍疲れてた。「疲れた疲れた」といつも言っていた。 たぶん、今は、基的に「すべて自分で決めて動いている」せいなのだろうな。 自分で自分の人生を仕切っているので

  • www.さとなお.com(さなメモ): 自分の中の秩序が再生産される過程

    この年末、掃除を毎日していて、「捨」も毎日していて、とても地に足がついた感じがしていた。 なんだか懐かしい感覚だった。 忘れかけていた大切なものを心の底の方から掘り出して、丁寧にほこりを払って手にとって眺めている。そんな感覚が常にあった。 まぁそのくらい、掃除とか、料理とか、日常のことから「精神的に」遠ざかっていたのだろう。 物理的にはやっていた。たまに。義務的に。 でも、自分の心のなかに落ちていなかった。掃除とかってもっと人生の根的なことなんだな。 ツイッターでも書いたけど、こうして毎日のように掃除をするようになると、掃除をすることと生活を大切にすることはイコールなんだなって改めて気づく。 日々の生活を大切にすること。 お恥ずかしながら、それを思い出している過程に自分はいる感じ。 一人暮らしをしていた20代のころにはたしかに持っていたのに、30代中盤くらいまでもちゃんと持っていたのに、

  • www.さとなお.com(さなメモ): 企画発想の順序という「型」

    一昨日と昨日の記事の続き。 広告なんかに特に「型」はないと思うが、ボクは講義などで教えるときにあえて「型」を要求する。 それは「企画発想の順序」である。黒帯になるまではこの順序で考えろ、と「型」にはめる。 1.伝えるべき相手(伝えてもらいたがっている相手)は誰かを知る。 2.その相手が触れているメディアは何かを知る。 3.アイデア・表現を考える。 1が実は一番難しい。 こちらが一方的に決めた「伝えたい相手」(ターゲット)ではない。伝えるべき相手。もしくは潜在的に伝えてもらいたがっている相手である。調査・分析も必要だし、自分でもとことん考えなければいけない。ここで一歩目を間違えるとすべてを間違える。でもこの一歩目をおろそかにするプランナーが非常に多い。伝えるべき相手を知らずにはアイデアも表現も作れない。相手が誰かも知らずにどうやってラブレターを書くというのか。 2は「その相手と接触する方法」

  • www.さとなお.com(さなメモ): 声が大きな人の時代が終わる

    ボクの後輩の京井良彦くんが、年末にを出した。 この日にチラッと触れているのだが、幸いとても評判がいいのようなのでもう一回プッシュしておきます。 「ロングエンゲージメント」(京井良彦著/あさ出版/1470円) 彼は会社でボクがリーダーをしているサトナオ・オープン・ラボのラボ員である。ソーシャルメディアのことをみんなで一緒に研究してきたこともあり、巻末に以下のような推薦文を書かせていただいた。 マス・マーケティング全盛の時代、広告会社では「声が大きな人」が主導権を握っていた。物理的に声が大きいだけでなく、我が強く押しも強い、いわゆる「ハッタリが利く人」の意見が通りやすかったのである。これはある意味とても象徴的なことだったと思う。つまり、数百万人という大きな塊に対してインパクト強くアテンションを喚起しなければ伝わらなかったあの時代、多少ハッタリめいていても、大きな声を出して目立つことが広告で

  • www.さとなお.com(さなメモ): 「いい国に生まれたのだ」ということ

    ちょっと前の話になるが、今月8日、世界平和度指数ランキングが発表された。 いわゆる「世界で最も平和な国はどーこ?」ってヤツですね。 イギリスのエコノミスト誌の調査部門が23項目にわたって149カ国を対象に分析し、各国や地域がどれくらい平和かを相対的に数値化したものだ。数値化しているのは、外国との紛争や国内の殺人事件数、テロの危険性、人権保護の水準、軍事費など。 そこで日は149カ国中第3位であった。素晴らしいことだと思う。 1位はニュージーランド。2位はアイスランド。ニュージーもアイスランドも素晴らしい国だとは思うが、日に比べると先進具合が違いすぎる。そういう意味において、これだけ経済が発達していて、過酷な生存競争が行われていて、人口一億越えていて、しかも国際的にも(一応)重要な位置にいながらにして「世界で3番目に平和な国」って、実質的に「世界でもっとも進んでいて、かつ、もっとも平和で

  • 地震が起こったら、まずこれをしろ!

    震度7の真上にいた人間として、どうしても伝えたいことがあります。 それは「地震がおこったらどういった行動をとればいいか」ということ。 経験者にしか語れないことってあると思います。どんなに想像力豊かな人でもその場にならないとわからないことってあるのです。 いろいろありますが、箇条書きにしていきますね。「家自体は倒れなかった」「火事に巻き込まれなかった」ことを前提として話をすすめます。 震度7級の地震だったら、まったく動けません。 近くの家具につかまって身体を支えるのがやっと。183センチの大男でスポーツをわりかしやっていたボクですら、ベッドから一歩も動けなかった。 とにかく「一歩も動けない」と思っておいた方がいいです。 だから火なんか消せません。第一、四方から家具が倒れてきます。下敷きにならず怪我しないのが精一杯でしょう。んー、机の下に隠れるくらいはできるかな、どーかなぁ、というレベル。火事

  • さとなおの行った店リスト【東京】|さとなおのおいしい店リスト

    トップ > おいしい店リスト > さとなおの行った店リスト【東京】 さとなおの行った店リスト 東京 このコーナーは、ボクが実際に行ったレストランを記録したものの【東京編】です。 東京都内のみ、です。川崎も横浜も千葉も埼玉も入りません。 他に「関西」「日各地」「海外」の行った店リストがあります あなたが行った店の感想とボクの感想とを比較していただくために公開しています。趣味嗜好がボクと合うか合わないかを調べるためにご利用ください(このコーナーの使い方も必ずお読みください)。 で、趣味嗜好が近かった方は、このコーナーを読み込むよりも「さとなおの好きな店リスト」をご覧いただく方が、店の選択に便利になっています。 ここはあくまでも極私的な備忘録のコーナーです。味の評価でも店の優劣でもありません。 ただ、自分の好き嫌いを相対化するために、店をラブ度で表してはいます。ボク個人の「お気に入り度」の目安

    sasabon
    sasabon 2009/11/13
  • www.さとなお.com(さなメモ): 「子供を一人前の大人にすること」について

    親の役目は「子供を一人前の大人にすること」だ。 社会に出てひとりでちゃんと生きていける人間にする。当なら義務教育が終わるまでに。最悪でも大学卒業までに。 ただ、この「一人前の大人」という概念が時代とともに変遷してきている気がする。 昭和初期までは「人様の前に出して恥ずかしくない人間」が「一人前の大人」。 長幼の序を知り、礼儀をわきまえ、義理と人情を知り、人様に迷惑をかけることなく、地道に立派に生きていける人。「教育=モラル」だった。モラル優先の人間観。 昭和中期〜平成初期は「会社に就職すること」が「一人前の大人になること」だった。 これは日の高度成長に伴って「いい大学入っていい会社に入ることがいい人生」という価値観が生まれた結果だろう。立派な人=社会的地位の高い人。学歴の低い人やアウトロー的に生きている人が蔑まされる社会。 だから親の役目は「子供にちゃんと勉強させて少しでもいい大学にい

  • www.さとなお.com(さなメモ): 個人的夏フェスもそろそろ終わり

    最近の矢野顕子の話やら落語の話やらバレエの話やらを読んで、メールやツイッターで「こういうのを読むと首都圏に住みたいと激しく思います」と数人からいただいた。 すごくよくわかるし、一昨日の晩も新潟のお医者さん夫に同じようなことを言われた。でもさ、自然豊かで多少ののんびり感があるそっちの環境と東京の便利さの両方を手に入れようというのはゼイタクすぎです(笑)。首都圏、過酷っすよ、環境が。 人多すぎとか、電車混みすぎとか、渋滞多すぎとか、ガキ多すぎとか、空気悪すぎとか、騒音酷すぎとか、人間冷たすぎとか、競争ありすぎとか。 まともな川も海もない。山も遠い。緑も少ない。よくこんな環境で毎日暮らしていると思う(歳のせいか)。そろそろ田舎で暮らしたいとしょっちゅう思ってる。まぁそういうのの替わりに多少のエンターテイメントやレストランを手に入れているわけですが。 逆に言うと、東京に住んでいてそれらを楽しまな

  • www.さとなお.com(さなメモ): ホンマタカシ著「たのしい写真」

    最近、アタリが多くて感想が間に合わない。 このも数週間前に読み終えた。すばらしい。写真だけでなく人生にも新しい視点を与えてくれるである。 著者のホンマタカシさんは日を代表するカメラマンのひとり。 彼が書き下ろしたこの「たのしい写真 ーよい子のための写真教室」(平凡社)は、「photograghは『写真』じゃない。〈真を写す〉だけじゃない---」というキーワードを出発点に、小難しく語られがちな写真史をさらっと整理してくれ(写真初心者が知っておくべきふたつの「山」"決定的瞬間とニューカラー" に絞って簡潔に俯瞰させてくれる)、写真がもっとたのしくなるための最低限の考え方を楽しく気楽に提示してくれる。ワークショップもエッセイも対談もそれぞれにすばらしい。 あとがきにこうある。 写真を目にしながら、何も考えずに好き嫌いの次元で判断してはいませんか? もったいないなあ! と思うのです。もう

  • 1