昨年の夏、お世話になった方が癌で急死しました。まだ60代の若さでした。 その人の死を知ったのは、その人から受けとったメールからでした。 正確にいえば、その人のメールアカウントを使ってご家族がメールを送ってこられたのでした。 びっくりした方、ごめんなさい。 でも、まさか本人以外の人が利用するとは予想しがたいケータイメールでの知らせだったので、かなりギョッとしたのは事実です。 おそらくその方の死後に、ご家族がありとあらゆる方法でその方の知人に死を知らせようとして、ケータイを紐解いて送信作業をされたのだと思います。 最後に私がその方にメールしたのは、亡くなる3ヶ月ほどだったでしょうか。「また一緒に食事できることを楽しみにしています」といったことを書いたおぼえがあります。 そのメールに返信する形で、ご家族から死亡の知らせが届いたのでした。私のiPhoneに。 今でもショートメールの記録をさかのぼる