最終回だけ簡単に感想を書いておく。 アメージンググレースで戦闘停止したことへの批判意見を多く見かけたが、制作側としては一瞬だけ戦闘停止したという描写にしたかったのではないかな、と思った。 つまり……戦闘停止を指示するラッパを無視して戦端を開こうとした時、場違いな音楽が始まって一瞬だけ止まってしまうという虚構ならではの出来事。しかし音楽がやんだ途端、無常にも戦闘行動が再開されようとする。主人公の音楽は全くの無駄だったのか。いや、そうではない、戦闘停止を命じる詔勅が届くまでの一瞬の時を稼いだのだ……と見せたかったのかもしれない。 実際そういう“間”を見せていれば、残酷に現実を見出す視聴者にも受け入れやすかったのではないだろうか。あるいはアメージンググレースが流れて兵隊が手を止めている最中に詔勅が届くという見せ方をすれば良かったのかもしれない。無駄かもしれないという葛藤か、音楽の勢いで物語を進め