すべてのクラスのスーパークラスとは? 本連載では、これまで主にString型を使ってJavaのさまざまな言語仕様について説明してきました。最もお世話になるString型がそうであるように、クラスとはある形式のデータを扱うための「道具」です。また、HTML 2.0とHTML 3.2のように、扱うデータの形式が変更されたときは、全く新しくクラスを作るのではなく、変更に関係するメソッドをオーバーライド(上書き)すればよいことも学びました。オブジェクト指向の目的は既存のコードを流用することによって開発の効率を高めることです。メンバ変数やメソッド、継承といったオブジェクト指向特有の概念も、その目的のために用意された機能だと考えれば、すんなり受け入れられたのではないでしょうか。 最終回は、おさらいをかねて抽象クラスとインターフェイスについて説明することにします。抽象クラスとインターフェイスもまた、既存
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