【PS3続報】久多良木氏,「出荷遅れの経緯」「Cellの現状」「ソニーの技術力低下」を語る【訂正あり】 2006年9月6日のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)による会見には,同社 代表取締役社長兼グループCEOの久多良木健氏が出席し,「プレイステーション3(PS3)」の初期出荷の数量確保ができず,欧州での発売を延期することになった経緯を自ら語った。 ■Tech-On!の速報記事はこちら 会見のやりとりは多岐に渡ったが,ここでは (1)原因 (2)最新の出荷スケジュール (3)ほかの部材の状況 (4)ソニー・グループの技術力 に整理して報告する。 複数の製造装置の「最適値」を模索 まず,今回の原因はBlu-ray Disc対応の光ヘッド用半導体レーザである。当初は全数をソニー・グループから調達しようと考え,ソニー白石セミコンダクタが製造に取り組んできた。しかし,2006年7月に