リムーザン地方は、フランス中部、焼き物で有名なリモージュのあるところです。 トリュフの本場でもあり、フランス料理の器や素材に興味のある人なら、一度は訪れてみたい街。 さくらんぼの産地で、以前ご紹介した焼き菓子「クラフティ」もこの地方の名物です。 クルーゾワの由来は14世紀にまで遡ります。焼き瓦のへこんだところ(creuse)で焼かれていたことからつけられた名前とのこと。 その後、忘れられた存在なっていましたが、1969年に、修道女の家から偶然、古いフランス語文書のレシピが発見されて復活した、伝説のお菓子なんですってーーーというエピソード自体が、作り話という説もあるのですが、まあ真意のほどは別として、今ではクルーゾワ協会もあり、地元クルーズ特産のノワゼットを使った「公認」クルーゾワがいただけるそう。どちらにしても、そんな想像力を掻き立ててくれるフランス菓子、ふふふ。楽しいではありませんか。