安倍晋三元首相(当時67歳)が2022年7月、奈良市で参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件で、山上徹也被告(43)=殺人罪などで起訴=が、事件前日に取った行動が新たに捜査関係者への取材で明らかになった。山上被告は安倍氏を襲おうと訪れた岡山市で殺害をほのめかす関係者宛ての手紙を投函(とうかん)したが、襲撃に失敗したことから郵便局で回収しようとしていた。 【写真】事件当日の安倍元首相、後ろには山上被告の姿も 山上被告は「手紙を取り戻そうとしたが、できなかった」と供述していることも判明。捜査当局は自身の計画が決行前に発覚するのを恐れ、直近で安倍氏を銃撃できる場所を絞り込む引き金になったとみている。 手紙は、ブログで世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を批判してきた松江市の男性に宛てて郵送していた。パソコンで打ち込んだとみられる文字で「安倍の死がもたらす政治的意味、結果、最早(もはや)それを考え
甥の山上徹也が安倍晋三元首相を銃撃した2022年7月8日の事件から、まもなく1年が経とうとしている。 事件後、私はマスコミ関係者に事件の背景を説明してきた。徹也の幼い頃に父親(私の弟)が自死したことや、徹也の母親が旧統一教会に多額の献金をしたことが原因で一家が破産したこと、さらには障害者だった徹也の兄が将来を悲観して自死したことをなどである。そうした事件の背景を説明することが伯父としての社会的責任だと考えたからだ。 徹也の捜査は終了し起訴されたことで、私は、自分の任務を終えたと考えている。ところが事件から1年という節目が近づいているからか、最近、再びマスコミ関係者が私のところにやってくるようになった。その一つひとつに対応するつもりはないため、以下、徹也に関することを記しておくことにした。 海水浴場で見せた笑顔 まずは彼の少年・青年時代に触れておきたい。 彼の父親が自死したのは1984年、徹
安倍晋三元首相が銃撃された奈良市の現場をめぐり、開会中の市議会3月定例会で6日、自民党系会派が付近にモニュメントを造ることや、工事で削られるアスファルトの保存などを求めた。自民会派として公的な場で現場のあり方に言及するのは初めて。 現場を含む近鉄大和西大寺駅前では事件前から再開発が進んでいる。市は昨年10月、慰霊碑などをつくらず、元から拡張が決まっていた歩道の角に花壇を整備することを決めた。 会派「自民党奈良市議会・結の会」は代表質問で、花壇以外の構造物の設置▽現場が車道にならないよう歩道をさらに拡張すること▽現場のアスファルトの保存、について質問・要望した。 仲川げん市長は、交通安全上の理由から昨秋の決定を維持すると答弁。アスファルトについては「現場部分だけの保存は技術的に難しい」「ご遺族から要望があれば、検討が必要ではないかと考える」と答えた。 市や建設業者によると、再整備の工期は今月
一般的な考えっておそらく、 「殺人は絶対に正当化できない、許されない。ただし起きたことはどうしようもないし、今見えている問題(旧統一教会とか)に対応しない理由はない。」 あたりだと思うんだけど、じゃあたとえばなんだけど、 「安倍氏を救う力」みたいなものを自分だけが授かって、それを行使すると自分にはノーリスクで歴史改変されて安倍氏は救われるんだけど、それ切っ掛けの旧統一教会への追及とか諸々もなかったことになる、として、 絶対に殺人行為を否定するためには、ここで胸張って「安倍氏を救う」と断言できなければならないんじゃなかろうかと思ってて、そこいくと自分は、結果的にあんなことでも起きなきゃ今の問題追及に至らなかったことを思うと、正直、安倍氏を救う選択をするという自信はないんですよね。 どういう人であれ撃たれて殺されるというのは気の毒でならないが、正直身内でもない一人の死を切っ掛けに結果世の中がよ
安倍晋三元首相銃撃事件の山上徹也容疑者をモデルにしたフィクション映画「REVOLUTION+1」が26日、東京・新宿のトークライブハウス「ロフトプラスワン」で初上映。合わせて足立正生監督(83)が、社会学者の宮台真司氏らとトークイベントを行った。 チケットは完売し、会場は150人強の観客で超満員。映画を企画した脚本家・井上淳一氏によれば「コロナ後こんなにロフトに入ったのは初めて」という。ノッケから「足立さんも僕も国賊ですから」と自虐的な井上氏は、登壇者紹介の際「ホントはここで『あんたのバラード』かなんかを入場テーマにしたいんですけど…」とひと言。前日にツイッターで同作の上映を批判したミュージシャン・世良公則の代表曲を引き合いに出し、毒を吐いた。 足立監督もステージに上がるや「明日の国葬粉砕!」と叫び「日本の社会も、日本の政治も、もう底が抜けて、中身ってのはもうなくなってる」などと言いたい放
安倍晋三元首相を殺害したとして送検された山上徹也容疑者をモデルにした映画「REVOLUTION+1」が、国葬に合わせた26~29日に、東京や沖縄など全国13カ所で緊急上映される。永山則夫元死刑囚の心象風景を描いた「略称・連続射殺魔」で知られる足立正生さん(83)が監督を務めている。 【写真】「REVOLUTION+1」の撮影現場で、主演のタモト清嵐さん(中央)を演出する足立正生監督(右)=ドッグシュガー提供 ■3日でシナリオ初稿、8日で撮影 7月8日、安倍元首相が奈良市で演説をする現実のシーンから、映画は始まる。山上容疑者がモデルの主人公・川上が、手製の銃で凶行に至るまでの人生を獄中で回想するという形式を取る。川上を俳優のタモト清嵐(そらん)が演じている。 父の自殺、兄の失明、そして母の統一教会(現世界平和統一家庭連合)入信。進学の道を断たれた川上が統一教会への怒りを募らせ、精神的に行き詰
山上徹也容疑者による安倍晋三元首相への銃撃事件から約2カ月。9月27日に予定されている国葬に合わせ、1本の映画が驚異的なペースで製作されているという。映画ライターが語る。 【写真あり】刑務所の鉄格子越しの足立氏 「山上容疑者の半生を描いた映画です。生い立ちから銃撃に至るまでを追ったもので、なんと国葬がおこなわれる予定の9月27日に公開をぶつけようとしているようです。統一教会から撮影を妨害されることを恐れ、撮影現場などはいっさい秘密です」 監督は足立正生氏だ。1974年に重信房子氏が率いる日本赤軍に合流して国際手配された経歴を持ち、これまでにもドキュメンタリー『赤軍 PFLP・世界戦争宣言』(1971年)を監督した経験を持つ“過激派”だ。 「自身も“テロリスト”として国際手配されたこともある足立さんですから、山上容疑者を非難するどころか、彼の人生や主張に徹底的に寄り添ったものになるでしょう。
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対して吹き荒れる批判の嵐。教団と関係のあった議員は、次々と弁明を強いられている。 【写真あり】"塩顔イケメン"と絶賛される山上容疑者、学生時代ほか そんななか、安倍晋三元首相を銃撃したとされる山上徹也容疑者を“崇拝”する人たちが生まれている。“山上派”が集うのは、7月15日に署名サイト「Change.org」で始まった「減刑署名」だ。 署名活動を立ち上げたとされる人物は、同サイトで山上容疑者について《過酷な生育歴を鑑みての温情》、《本人が非常に真面目、努力家であり、更生の余地のある人間である事》として、《親の信仰によって、生活も精神も追い詰められる人が非常に多いです。このような状況で物心ついた時から生活していた山上徹也容疑者に、どうか寛大な見解をお願いします》と主張している。 署名人数は8月23日時点で6990人を記録。目標とする7500人まで、あと一歩
安倍元首相が殺害された銃撃事件から、8日で1カ月。 逮捕された山上容疑者が、安倍元首相に対して、これまで謝罪の言葉を口にしていないことがわかった。 事件から1カ月がたち、現場となった大和西大寺駅周辺は、日常を取り戻しているが、今も時折、手を合わせる人が見られる。 逮捕された山上徹也容疑者(41)は、母親が入信している宗教団体・「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」に恨みを持ち、「安倍元首相とつながりがあると思い込み、犯行に及んだ」と供述している。 捜査関係者によると、山上容疑者は、これまでに安倍元首相に対して、謝罪や反省の言葉は口にしていないという。 一方、親族によると、家族については「叔父や妹に申し訳ない」と話しているという。 山上容疑者は現在、責任能力の有無などの精神鑑定を受けているが、旧統一教会から、安倍元首相に標的が変わったくわしい動機など、多くが明らかになっていないまま。
安倍元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者の母親が「謝罪会見を開きたい」と話していることが分かりました。 先月8日に逮捕された山上徹也容疑者は宗教団体「世界平和統一家庭連合=旧統一教会」に恨みを持ち、「安倍元総理とつながりがあると思い込み犯行に及んだ」と供述しています。 山上容疑者の伯父によると、母親は事件以降、伯父の家に身を寄せていましたが、8月7日「謝罪の会見を開きたい」と話し、伯父の家から荷物をまとめて出て行ったということです。 伯父によると、母親は「大阪の支援者のもとにいる」と話していて、その支援者は旧統一教会から母親に5000万円が返金された際、手続きなどを手伝っていた人物だということです。 母親は検察とのやり取りで「旧統一教会に対して迷惑をかけ申し訳ない」と話していて、事件後も母親の部屋には教典が置かれていたということです。 会見の詳しい日程などについては、明らかになってい
安倍晋三元首相(67)が奈良市で銃撃された直後、山上徹也容疑者(41)の母親(69)は信仰する「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の聖本を手に親族宅に駆け込んだ。親族によると、母親は「教会に迷惑をかけて申し訳ない」と繰り返しているが、山上容疑者を案じる言葉はないという。 【銃撃から1カ月】奈良の現場の今 事件は8日で発生から1カ月。山上容疑者は母親が教会に献金を続け、一家が破綻したことを恨んで事件を起こした構図が浮き彫りになってきた。 「私と統一教会の因縁は約30年前に遡(さかのぼ)ります」 山上容疑者は事件前日、松江市のフリーライターの男性(71)にあてて、教会に翻弄(ほんろう)された半生とこれまでの思いを吐露するような手紙を出していた。まるで事件を示唆するように。 「母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産……この経過と共に私の10代は過ぎ去りました」 1980年、3人兄妹の
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