ぼくはやりたくないこともやりたいなあ。なぜなら僕の可能性を押し広げてくれるものは、全てやりたくないことの中にこそあるからだ。それは努力とか修練とか節制とか諦めといったものだ。ぼくは努力も修練も節制も諦めもしたくないけれど、そういうものこそが、自分を成長させてくれるし、大切なものは何かというのを気付かせてくれる。 ぼくは不自由でいたいなあ。だってぼくの考える本当の自由とは、不自由さの中にこそあるからだ。ある規制された条件下で、その中でできることの可能性を押し広める。それが本当の自由だと思う。それは、狭い部屋をいかに暮らしやすくレイアウトするかということに似ている。広い部屋では、レイアウトを工夫する必要はない。工夫は、狭い部屋だからこそ必要となる。そして、そこでいかに暮らしやすくレイアウトするかという工夫こそが、ぼくにとっての自由なのだ。だから、部屋は狭ければ狭いほど良い。狭ければ狭いほど、ぼ