野球日本代表「侍ジャパン」のベンチには背番号51、鈴木誠也のユニホームが掲げられている。合流直前に左脇腹を痛めて出場を辞退。「思いを背負って戦う」というナインの意思表示で、故障箇所付近に絆創膏が貼られるなど粋な演出だ。 【写真】ベンチに掲げられた誠也の「51」ユニ 離れていてもチームはひとつ 「ヌートバーをよろしく」 離脱が決まった直後に鈴木は、大谷翔平投手に思いを託した。1月からヌートバーと連絡を取り合い、チームに溶け込めるようサポートしてきたのが鈴木。託された大谷は積極的にコミュニケーションを図り、ヌートバーが見せたペッパーミルパフォーマンスをナインに浸透させた。 9日の中国戦。イニング間、ベンチに戻った選手が鈴木のユニホームに触れ、パワーを注入するシーンが多く見られた。“代役”として右翼を守る近藤健介外野手は言う。「ワンチームです。誠也の気持ちもというところもありますし、本人が一番残