大学院に進学してイノベーションの研究をしたおかげで、気づけたことがある。 その一つが、バイアスを理解することの重要性だ。 私はUI/UXデザインの仕事を一度離れてイノベーションの研究をするまで、自分が効率化を求めて無駄を排除するような、「柔軟性に欠けた人物」であることに気がつかなかった。というのも、仕事をしている間に無意識に周りに影響され、先入観 (バイアス) を持ってしまっていたからだ。 もちろん、仕事の効率化を求めることは大切だが、創造力が求められる現場だと、このバイアスが邪魔になることも多い。 例えば、新しいコンセプト提案を依頼されたときに、その仕事に慣れている人が効率を重視した方法で行うと、斬新なアイディアが出にくくなる傾向がある。 経験豊富なデザイナーの方が認知バイアスにハマりやすい実際にKim & Ryuの研究によると、経験を積んだデザイナーは、そうでない人と比較して問題のカテ
![デザイナーが陥りがちな5つの認知バイアスとよくある失敗例 デザイン会社 ビートラックス: ブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8d63bd4a332de58b59c64b9fa06ea7f8ef7c86b1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.btrax.com%2Fjp%2Ffiles%2F2022%2F08%2Fdesigner-bias-main.jpg)