はこだて自由市場(新川町1)で8日、震災復興イベント「東北をもっと元気に!」が開かれた。特売品やすしを買い求める大勢の市民や観光客らでにぎわった。 2000人近い震災孤児がいることを知った同市場の前直幸理事長が、被災地の子どもたちのために何かしようと仲間に呼びかけ、義援金を募るイベントを企画した。 鮮魚店や八百屋が軒を連ねる会場では、市内のすし職人がにぎる、生本マグロや生ウニなど5貫を詰めた300食限定の「生すし特別パック」(500円)を販売。開店直後からすし売り場前に行列ができ、15分で完売したため、急きょ100食を追加した。そのほか、100円以上の募金者に無料でかに汁が振る舞われ、来場者は「おいしくて体が温まる」と味わっていた。 すし販売の収益全額と募金全額が義援金に充てられる予定で、前理事長は「大勢の来客でとても感謝している。震災孤児が少しでも元気になれば」と話していた。 市内の松田
函館市議会の経済建設常任委員会(松宮健治委員長)が8日開かれ、市が合併に伴い旧恵山町から引き継いだ風力発電の風車について、平井等経済部長は「補助金の返還義務が終了する2018年までは事業を継続したい」と述べ、赤字が続いても当面存続させる意向を示した。 風車は旧恵山町の第三セクターが国の外郭団体「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)の補助金(3億6000万円)を使って総事業費9億円で建設。02年から運用を始めたが、2基ある風車は風が弱い上に故障続きで、赤字の際の維持費を市の一般会計からの借金で賄う状況が続いている。 委員会で北原善通氏(市政クラブ)が「赤字なのに今後も続けていくのか」とただしたのに対し、平井経済部長は「事業を廃止した場合、NEDOへの補助金の返還が本年度で9360万円、12年度で8171万3000円が生じる」とし、きめ細かいメンテナンスで乗り切るしかない苦しい状況
函館の観光スポットとして人気の箱館奉行所(沼崎孝男館長)で、全国の数少ない職人によって作られる「鬼瓦」が7日、屋根の落雪により破損した。鬼瓦は昨年も落雪で1枚壊れており、市教委は対応を考えている。 落雪時、屋根には50㌢程度の雪が積もっており、6日から降った雨や暖気の影響で発生。施設の職員が地面に落ちていた瓦の破片を発見した。奉行所に取り付けられている大小20枚の鬼瓦のうち、破損したのは幅約35㌢、高さ22㌢程度のもので、屋根の正面左に取り付けられていた。 鬼瓦は1枚約10万円かかり、福井県の「鬼師」と呼ばれる職人が1カ月かけてつくる。昨年の破損後、予備用として1枚多めに発注しており、雪解けを待って補修する予定。また今年は一般的に使われる「軒瓦」や「桟瓦」も数枚落ちているという。 施設によると、観光客が出入りする玄関の屋根は丹念に除雪しているが、建物全体を支える幅約30㍍の屋根は危険性もあ
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