日本建築学会:建築士のためのテキスト 小規模建築物を対象とした地盤・基礎, p. 31, 2003より引用・修正 床の傾斜角と健康障害に関する文献 以下、床の傾斜角と健康障害に関する文献を紹介いたします。 北原正章・宇野良二:傾斜室における眩暈と平衡-新潟地震による傾斜ビルの調査研究-, 耳鼻咽喉科臨床, 耳鼻咽喉科臨床学会, Vol. 58, No. 3, pp. 145-151, 1965.3 1964年6月16日に発生した新潟地震で傾斜した建物に居住や勤務する人を対象に、同年11月に面接調査を行った結果を報告しています。 床の傾斜が1°以下では、1日中傾斜室内に生活しているもの6名中2名が頭重感、浮動感を訴えています。2°~3°では、めまい、頭痛、はきけ、食欲不振などの比較的重い症状が現れます。4°~6°では、一方へ強く引かれる感じ(牽引感)が主体的となり、疲労感、睡眠障害が現れ、正
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