発表する済藤校長(右)と川上校長(中央)10月4日開会した全連小の第70回研究協議会北海道大会では、函館市内の各会場で13の分科会が行われた。学校安全をテーマにした分科会では、防災教育・安全教育の推進と、校長の在り方についての研究が発表された。発表者からは、宮城県石巻市立大川小の津波訴訟で出された控訴審判決を例に、「私たちは校長として、できる限り最善の避難方法、避難手段を用意しておかなければならない。たとえ大げさに思われても、可能な限りの安全性を求めることが重要だと心に刻みたい」との考えが表明された。 北海道胆振東部地震を経験した地元・釧路市立共栄小学校の済藤和彦校長は「地域の特性を生かした防災・減災教育のあり方~『自助』『共助』『公助』の連携による防災力の向上を目指して~」をテーマに発表した。 釧路市は釧路川、新釧路川という大きな川で分断されており、地震発生時に橋脚の落下や津波の襲来など
北海道奥尻高校校長 俵谷俊彦「北海道の奥尻?聞いたことあるけどね」――。 お会いした方は大抵、「奥尻」と聞くと、今から25年前の北海道南西沖地震の被災地ということをかろうじて思い出してくれるが、全くなじみのない二十代、三十代の方もいる。当然のこととして、そこに高校があり、そこの教育活動を知っている人というと、非常に限られてしまう。 青い海に囲まれ、自然豊かな奥尻島北海道奥尻高校は、北海道の南西、対岸の江差町から西北61キロ、フェリーで2時間10分ほどの、日本海に浮かぶ奥尻島にある。島唯一の高校で、全日制普通科の各学年1クラス、全校合わせて39人しかいない。 1977年の創立当時は2クラスだった入学者定数が、震災後の島民の減少により、2002年度入学生から1クラスになり、ここ近年は入学者が10人を切るところまできている。入学者数はかねて減少の一途をたどっており、道立高校である奥尻高校は統廃合
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