「とにかく誰よりも現場を見て歩く」を信条に、美術ライター・小吹隆文が膨大なアートの海から、いま必見の展覧会をピックアップ! 今週は、レアなアイヌの作品と、現代アートを楽しんで。 18世紀末北東アジアの国際関係を読み解く 『夷酋列像ー蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界』 @国立民族学博物館(大阪府吹田市) 松前藩家老で、画人でもあった蠣崎波響(1764〜1826)が、寛政2年(1790)に藩主の命で描いた「夷酋列像」。 アイヌの有力者12人を描いたこの作品は、制作直後に京都にもたらされ、貴族、大名、知識人に披露、そして光格天皇の天覧に供されるなど、大きな反響を巻き起こしました。本展では、蠣崎の直筆とされる作品(フランス・ブザンソン美術考古博物館所蔵の11点と、函館市立中央図書館所蔵の2点)や、国内各地の模写をはじめ、アイヌが身に着けていた衣装、装身具、狩猟具、当時の地図などを紹介。この絵をめ
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