大陽日酸の子会社、函館酸素は11月9日、総合充填所と容器再検査所、容器貯蔵庫が竣工した。 <総合充填所の外観> 2015年1月に函館市内高台に位置する臨空工業団地(同市鈴蘭丘町)に約1.7万m2の事業用地を取得し、ことし2月から工場建設工事を行なっていた。 同社の充填所は函館湾に面した本社構内に立地し、地震・津波により生産設備と物流機能が被害を受けた場合には、地域の医療・産業へ大きな影響を与えることが懸念されていた。 新充填所稼動と同時に、物流機能(ローリー・トラック基地)も同事業所に移転することから、津波など災害時の生産面・物流面でのリスクを低減する。 製品在庫量・原料備蓄量の大幅増(従来の2~3倍)、自動化設備・効率化設備の導入による生産性向上、効率的レイアウトによる作業性向上、最新設備への更新による保安・品質の向上なども実現した。 2020年度に函館空港まで延伸予定である函館新外環状