コンテンツ管理システム(CMS)のWordPressが5月7日の更新版で修正した脆弱性は、デフォルトで使われているテーマも含めて多数のWordPressプラグインやテーマに影響を及ぼすことが分かった。セキュリティ企業の米Sucuriによれば、情報が公開される前からこの脆弱性を突くゼロデイ攻撃の発生も報告されていたという。 Sucuriの5月6日のブログによると、脆弱性はアイコンフォントパッケージの「Genericons」に含まれる「example.html」というファイルに起因する。悪用された場合、DOM(Document Object Model)ベースのクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を仕掛けられる恐れがある。 Genericonsは、デフォルトでインストールされているテーマの「TwentyFifteen」や、インストール数が100万を超す人気プラグインの「JetPack」に