小学校のころ、アメリカにいたときの話ですが、私は本を読めば読むほどお金を稼ぐことができるプログラムに参加したことがありました。 正確に言うと、そのお金は私ではなくて、チャリティーに支払われ、払うのは私の両親でした。「これだけの本を読む」と子供が誓いをたてて、目標が達成されると大人がチャリティーにお金を送ります。するとチャリティーの団体から小さなメダルがもらえるのですが、いまにして思えばちゃちな品物だったとはいえ、当時は誇らしく思ったものです。子供はメダルがもらえてうれしく、大人は子供が本を読んでくれて嬉しい、というわけです。 こうしたクリエイティブなチャリティーがアメリカには数多くあります。そしてそれをスタイリッシュに、まったく別のレベルにまでもっていってるのがWorld Domination Summit 二人目の基調講演をつとめた、charity:waterを率いるScott Harr