WRCにおける狂気の時代 WRC。 世界ラリー選手権。 F1と並ぶモータースポーツの頂点として、大変人気を博しているレースです。 90年代後半からは三菱のランサー・エボリューションとスバルのインプレッサWRXがしのぎを削り、その後はセバスチャン・ローブによる黄金時代を経て、現在はフォルクスワーゲンが3年連続のチャンピオンとして君臨しています。 そのWRCにおいて、狂気に満ちた時代があったことをご存知でしょうか。 それが、今日ご紹介する「グループBの時代」です。 アウディによる革命 始まりはドイツのメーカーによる革命でした。 1981年に、アウディが、四輪駆動をラリーの世界に持ち込みんだのです。 それまでのラリーカーは、エンジンをフロントかミドに置いて後輪を駆動するのが当然視されていました。 そして、四輪駆動といえば、軍用トラックやジープなどの特殊車両に用いるというのが当時の一般的な理解でし
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