新卒内定取り消し331人 「氷河期」以来の多さ2008年11月28日8時34分印刷ソーシャルブックマーク 来春就職予定の大学生や高校生などで、企業から内定を取り消されたのは331人にのぼることが28日、厚生労働省のまとめで明らかになった。「就職氷河期」の01年度卒以来の高水準で、同省はハローワークに相談窓口を設けるなど対応策を強化する。 各地で内定取り消しが相次いでいるため、全国のハローワークを通じて25日までに確認できた人数を集計した。 内訳をみると、大学生や短大生などが302人、高校生が29人だった。内定を取り消した企業は87社で、業種別では不動産業の84人、サービス業の66人、製造業の59人が目立っている。全国10の地域別では南関東(東京都と埼玉、千葉、神奈川県)が140人と最も多く、九州が60人で続く。取り消しの理由は、倒産など経営破綻(はたん)によるものが116人で、経営の悪化が