みなとみらいの横浜美術館にて、現代美術を代表する蔡國強(ツァイ・グオチャン/さいこっきょう)の個展を開催。火薬の爆発によるドローイングや、圧倒的なスケールでのインスタレーションやランドアートなど、壮大なスペクタクルのなかに東洋的な文化や思想を潜ませた作品で知られ、現在の活動拠点ニューヨークでも、今や現代美術シーンの最重要アーティストのひとりとして注目を集めている。1986年末から1995年まで日本に滞在していた蔡だが、日本国内での大規模展は実に7年ぶりとなる。本展では、ベルリンやニューヨークでも話題をさらった99匹の狼の群れ『壁撞き(かべつき)』が日本初公開されるほか、蔡ならではの、横浜でのリサーチを踏まえた火薬ドローイングなども発表される。陶淵明が故郷で隠遁生活を始める際に詠んだ漢詩に由来している展覧会タイトル。創作の出発点とも言うべき日本への回帰とあって、期待の高まる展覧会だ。
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