急増する「無届け介護ハウス」 12月8日 20時20分 有料老人ホームにあたるのに届け出を行わず一軒家などで高齢者に介護サービスを提供する「無届け介護ハウス」が急増しています。背景には自宅での介護が難しく施設にも入れない高齢者の存在があります。介護が必要な高齢者が614万人に上るなか、いま、介護の現場で何が起きているのか、取材班の久米兵衛記者、瀬古久美子記者、大西由夏記者、丸岡裕幸ディレクターが解説します。 無届け介護ハウス 1941件 高齢者を入居させて食事や介護などのサービスを提供する施設は有料老人ホームとして都道府県への届け出が法律で義務づけられ、国のガイドラインでは個室の整備や防火設備の設置が定められています。わたしたちは有料老人ホームにあたるのに届け出を行っていない施設を「無届け介護ハウス」と呼び、その実態について介護の相談窓口がある全国の県庁所在地と政令指定都市の地域包括支援セ