日本は、世界で最も企業寿命が長い国、「老舗大国」です。 2017年時点で創業100年を超えている企業は、日本全国に3万3069社(東京商工リサーチ調べ)。少し古いデータになりますが、2008年に韓国銀行が発表した資料によると、創業200年以上の企業は全世界に5586社あり、その半分以上の3146社を日本企業が占めています。 「老舗大国日本」で消えていくアパレル工場 老舗といってイメージされるのは、清酒製造業や建築工事業といった“食”と“住”にかかわる企業が多く、近年ますますその存在感を増しています。一方、“衣”を担うアパレル工場では、老舗がどんどん消えていっています。 日本のアパレルがピークを迎えたのは、1990年のこと。当時、アパレルの国産比率は50.5%で、約100万人が工場で勤務していました。しかし、人件費の安い海外での生産が主流になったことなどを背景に、以降は急激に下落。2005年
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