「月岡芳年 妖怪百物語」展(2017年7月29日~8月27日)に引き続き、幕末・明治の浮世絵師・月岡芳年の魅力を、さらに一歩掘り下げてご紹介いたします。今回展示するのは、芳年の最晩年の傑作である「月百姿」。「月百姿」はその題名の通り、全部で100点からなりますが、全点を一挙にご覧いただける機会はあまり多くありません。最後の浮世絵師とも称される芳年がたどり着いた境地を、まとめてご覧いただけるまたとない機会です。
美術館でキモだめし。「怖い」「恐ろしい」-すなわち恐怖は人間の普遍的な感情のひとつです。未知なるもの、危険なもの、不気味なものなどに対して、人間は恐怖を抱き、忌み嫌い、避けようとします。しかし「怖いもの見たさ」という言葉が表すように、それらは多くの場合、同時に強烈な好奇心を呼び起こすものでもあるのです。小説やドラマ、映画などで、ホラーやサスペンスといったジャンルが根強い人気を博すのも、この怖いもの見たさに起因するのでしょう。 江戸の人々も、怖いもの、恐ろしいものへの好奇心は旺盛だったようで、歌舞伎や小説などで怪談物が流行したのをはじめ、浮世絵にも怪異や妖怪が盛んに描かれています。本展は、江戸の人々が抱いた恐怖のイメージを浮世絵から探る展覧会です。累(かさね)、お岩、崇徳院といった生前の恨みをはらす幽霊たち、鬼、海坊主、土蜘蛛などの異形の化け物、凄惨な血みどろ絵まで、「怖い」浮世絵が一堂に集
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