【読売新聞】 首都圏において、地方の劇団の公演を見られる機会は少ない。だが、例外が一つある。京都の劇団だ。 企画性の強いコメディーを得意とする「ヨーロッパ企画」や古典歌舞伎を現代的な切り口で提示する「木ノ下歌舞伎」など、ユニークな特
柳美里さんから編集部に連絡があったのは6月下旬のこと。岸田國士戯曲賞の選評が掲載されず選考委員を辞することになった、ついては選評と経緯を説明する文章を発表できないかとの相談でした。原稿を拝見し、編集部で議論のすえ、掲載を決定しました。ゲンロンもスクールや新人賞を主催しています。他社である白水社さん主催の選考について、第三者であるゲンロンが批判を掲載することにはリスクがあります。非難もあるかもしれません。けれども、岸田國士戯曲賞は有名な賞で歴史も長く、柳さんも影響力のある作家であり、内容的にも必ずしも戯曲賞および白水社さんを一方的に批判するものではないことから、公表には公共性があると判断しました。掲載にあたっては、柳さんと相談し、個人名を割愛するなど最低限の編集を施しています。本原稿の公表が、演劇界での議論の活性化につながることを期待します。(東浩紀+上田洋子) 岸田國士戯曲賞の選考委員を辞
2022年集計 鑑賞者動向調査の結果から 2022年5月12日 サントリーパブリシティサービス株式会社 https://www.sps.sgn.ne.jp/ 文化施設の運営・コンサルティング業務を展開するサントリーパブリシティサービス株式会社(本社:東京都江東区 代表取締役社長:千大輔 以下SPS)は、クラシック音楽や舞台芸術の公演を鑑賞した方に対して実施した「鑑賞者の動向調査」の結果を分析しました。 今回の調査結果から、文化施設に来場する鑑賞者は年代を問わず、デジタルを活用して情報を集めていることがわかりました。SPSでは、文化施設を運営する皆様の業務に役立てて頂くため、調査結果より導き出した「集客に有効な3つの情報発信ポイント」を以下のようにまとめております。 <音楽・ミュージカル・演劇の集客に有効な3つの情報発信ポイント> ① インターネットによる発信の強化 ② SNSの発信は、質と
「演劇のまちづくり」の見直しを訴えて、昨年4月の兵庫県豊岡市長選で初当選した関貫久仁郎市長が、就任後初めて編成した2022年度当初予算案で、秋に実行委員会形式で開かれる豊岡演劇祭に、21年度と同じ約5400万円の運営費を盛り込んだ。全体的に前市長の政策を継続し、「やめるのは多方面に不都合が生じると感じた」と説明している。 関貫市長は選挙戦で「演劇のまちなんかいらない」と発言して注目された。当選後に「市の関わり方を考えていくべきだという意味だった」と説明。21年度は予算が成立していたため、関連事業をそのまま実施。独自色は22年度以降に出すとしていた。 同演劇祭は世界有数の演劇祭を目指して毎秋開催される。初の本格開催の20年は、新型コロナウイルス感染症拡大で規模を縮小、21年は中止されており、「(関係者が)大変な努力で準備をされてきた。一度はまともにやってもらってから検討する」とした。 教育現
当選確実の一報が入った関貫氏の選挙事務所(兵庫県豊岡市大手町)は、大きな喜びに包まれた。 当初、3回連続の無投票が予想された同市長選。市議会で保守系会派の代表を務めた関貫氏が立候補の意向を明かしたのは、3月議会の最終日。告示のわずか20日ほど前だった。 「演劇のまちなんかいらない」。現市政に真っ向から異議を唱え、「市民の感情に合っていない」と繰り返し有権者に訴えた。 市議に3回当選し、自民系会派に所属。2019年から2年間議長も務めた。それでも同じ自民系の現職中貝氏に「次第に共感できなくなり、今は演劇に肩入れしすぎている」とした。 自民系市議の半数7人が支援に名を連ねたが、ぎりぎりまで後援会長が決まらず、体制固めから苦労した。直前の表明で知名度アップにも必死だった。 「主人公は市民」と訴え、公約は、子育て支援に重点を置いて0~3歳児の子ども医療費の無料化を掲げた。「但馬の他の自治体並みにす
新型コロナウイルスの影響を受けている舞台芸術団体を支援しようと、演劇や舞踊などの公演の映像を収集・配信する事業が進められた結果、1200を超える作品のデジタルアーカイブが構築され、一部の作品の有料配信が始まりました。 この事業は、コロナ禍で収入の減少などの影響を受けている舞台芸術団体の支援を目的に、「緊急事態舞台芸術ネットワーク」などが文化庁の委託を受けて進めてきました。 演劇、舞踊、伝統芸能の3分野を対象に公演の映像を集めたところ、1960年代の文学座の杉村春子さん主演舞台から、近年人気が高まる「2.5次元ミュージカル」まで、幅広い作品がそろい、1283作品分のデジタルアーカイブが新たに構築されました。 このうち必要な権利処理が完了した280作品については、新たに公開されたポータルサイト「EPAD」を通じて有料配信の視聴が可能になり、収益は作品の主催団体に還元されることになります。 配信
演劇好きの余り田舎の会社員を辞めて東京の演劇制作へ。東京での演劇制作15年の日々を日記として記録しました。裏方中の裏方・誰も知らない知られ…
演劇の映像、資料などをデジタルアーカイヴ化し、配信や公開によって新たなマッチングを生み出すビジネスモデルの構築を目指す「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)」。舞台資料の収集を、舞台美術家たちに掛け合いながら行ったのが舞台美術家の伊藤雅子だ。伊藤に事業の概要と、プロジェクトの展望を聞いた。 文・写真=中島良平 2020年春、コロナ禍で演劇界には危機が到来した。緊急事態宣言の発令と前後して様々な公演の中止が余儀なくされ、解除後も劇場の入場者を50パーセントに制限するなど、興行の持続すら危ぶまれる状況となった。 文化庁は8月に収益力強化事業に取り掛かり、演劇界をサポートする予算を確保。その予算で実施される10本の施策のひとつとして採択されたのが、「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)」だ。 「EPAD」ウェブサイトより 任意団体である緊急事態
Tuscan Blue @tuscanblue2015 今、高畑充希がボクらの時代で「舞台やミュージカルやってるって言うと『観てみたいけどチケット高いよね』と言われることが多い。だいたい同じような層のお客さんで回ってしまって業界が停滞する感じも」と言っててさすが子役からキャリア積んでる人はよくわかってるなと思った。→ Tuscan Blue @tuscanblue2015 実際、チケットが高額である限り客層は広がらないと思う。例えコロナがなくても今の日本の経済状況で1万越えのチケット買って観劇しようという人は多くない。実に得難い、特殊な層。映画のように気楽に来てほしいのであれば映画並みかせめて倍額程度の価格でないと無理。 Tuscan Blue @tuscanblue2015 舞台のスポンサーは大体観客なので、そんなチケット価格で公演が打てるはずもないから多少高くなるのはしょうがない。でも
<演劇経験者は、未経験者に比べて英語(読解力)のスコアが平均65ポイント高く、算数のスコアが平均34ポイント高い──台本を読む作業は、想像力や感性を磨きながら読解力を向上させ、学力の土台づくりに役立ちます。> 皆さんは「演劇」にどのような印象を持っていますか?「文化部の代表」「地味」「個性的な人が多い」など、あまりポジティブな印象を抱かない人が多いかもしれません。日本ではまだ地位が確立されていない演劇ですが、欧米では子どもの教育に役立つ優れたツールとして演劇は広く認知されています。 演劇を学ぶとコミュニケーション力が高まる イギリスの学校では演劇が必修科目になっていることが珍しくありません。また演劇の技術を駆使して歴史や国語などの教科を教える「ドラマ教育」がカリキュラムに組み込まれており、どの子も学校生活の中で大なり小なり演劇を経験します。 アメリカでも演劇はスポーツに並ぶ人気を誇る課外活
劇団☆新感線の作品が12月25日からNetflixとAmazon Prime Videoで配信。第1弾ラインナップが発表された。 今年40周年を迎えた劇団☆新感線。かねてからVHSテープ、DVD、Blu-ray、「ゲキ×シネ」など演劇の映像化に取り組んでいる。 第1弾として、Netflixでは『蛮幽鬼』と2011年版『髑髏城の七人』、Amazon Prime Videoでは2011年版『髑髏城の七人』に加えて、『五右衛門ロック』『蜉蝣峠』『薔薇とサムライ』『シレンとラギ』『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』『蒼の乱』が配信される。 柴原智子(劇団☆新感線プロデューサー、ヴィレッヂ代表取締役社長) いよいよ劇団☆新感線も配信に乗り出すことにいたしました。 配信を検討するきっかけは、2019年秋にスペインのシッチェス映画祭で『髑髏城の七人』Season風 を上映した時のことです。ス
宣伝ヘタクソか!!!!!!!!!! 野田秀樹や平田オリザが許せない人へ 元増田が「配信された演劇を観て〜」っつってんのにURL貼らなくてこのザマだよ!! そんな訳で無料(一部有料)で観られる配信を探しておきました。 きちんと宣伝しない元増田は腹筋300回やって欲しい。 観劇三昧 演劇動画配信サービス「観劇三昧」: スマホで演劇映像を観るアプリ|全国の舞台動画配信 配信作品一覧のサムネに無料と書いてある作品は無料で観られるらしい。無料の場合は会員登録不要。 有料作品が観たければ別途会員登録すればおk。 サムネがあるから苦手な作品は避けられてべんりですね。 劇団青年座のサイトhttps://www.seinenzalabo.com/stayhome GYAO等のリンクが沢山載ってる。 とにかくテキストでサムネが無いけど、国内外問わないリンクが貼ってある。ポータルサイト的にべんり。 歌舞妓等のリ
作家で演出家の鴻上尚史氏(61)が9日放送のテレビ朝日系「中居正広のニュースな会」(土曜・正午)にリモートで出演。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、演劇界でも中止・延期などの措置が広がり、切実な現状を説明した。 【写真】劇団ひとり、中居正広“非公認グッズ”を勝手に製作 鴻上氏は現状について「5月、6月に予定していた公演が中止になったので。何をするでもなく、途方に暮れる毎日で、今は本当に何もしてないですね」と語った。 中止・延期が相次ぐ現状に、司会の中居正広(47)から「4月、5月の公演が延期になったとはいえ、それが6月や7月に出来るわけでもないという事ですよね?」と聞かれると、鴻上氏は「劇場はだいたい1年半から2年先までスケジュールが埋まっていて。単純に半年遅らせるというのは出来ないですね」と説明。 そして「すごく悲しい事なんだけど」と語り出すと、「演劇界はわりと目立つ人が多いので、演
oriza.seinendan.org b.hatena.ne.jp 平田オリザさんへの批判が止まらない。 というか、こうして自ら追加燃料を投下しているのをみると、「雉も鳴かずば撃たれまいに……」と思うのです。 僕は7年くらい前に、平田さんの「コミュニケーション論」を読んで、ものすごく感銘を受けたのです。 fujipon.hatenadiary.com この本の第一章で、平田さんは、こう述べています。 現在、表向き、企業が新入社員に要求するコミュニケーション能力は、「グローバル・コミュニケーション・スキル」=「異文化理解能力」である。OECD(経済協力開発機構)もまた、PISA調査などを通じて、この能力を重視している。 (中略) 「異文化理解能力とは、おおよそ以下のようなイメージだろう。 異なる文化、異なる価値観を持った人に対しても、きちんと自分の主張を伝えることができる。文化的な背景の違
自分の専門分野について、その社会的な位置づけや意義を語っただけで、「どうして自分のことばかり言うのだ!」とか「上から目線!」「選民思想」と言うのなら、日本中の科学研究費の申請書は、すべて上から目線の選民思想ということになってしまう。
私のNHKの番組出演をきっかけに、私が製造業を見下しているという、まったく根拠のない悪意のツイートが繰り返されています。 個別のツイートには返答をしない方針ですが、記録のために、あらためて番組で語った内容を書いておきます。 全文は、以下のサイトでご覧いただけます。 https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/04/0422.html この中で私は以下の発言をしました。 Q:政府の支援策などが出ていますが? 非常に難しいと聞いています。フリーランスへの支援に行政が慣れていないということが露呈してしまったかなと思います。1つには、小さな会社でも「融資を受けなさい」と言われているのですが、まず法人格がないところが多いと。それから、ぜひちょっとお考えいただきたいのは、製造業の場合は、景気が回復してきたら増産してたくさん作ってたくさん売ればいいですよね。でも私た
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