松野博一官房長官は11日の記者会見で、財務省の矢野康治事務次官が月刊誌「文芸春秋」に寄稿した論文で与野党の政策論争を「バラマキ合戦」と批判したことについて、「私的な意見として述べたものだ」との認識を示した。 【写真】矢野康治 財務事務次官 論文の内容に関する評価も避けており、火消しを図った形だ。ただ、矢野氏の進退については「現時点で答えは差し控えたい」とするのにとどめた。 矢野氏の寄稿に対しては政府・与党幹部が不快感を示しており、なお矢野氏の進退問題に発展する可能性がある。松野氏は「政策の実行に当たっては、政府・与党一体となって取り組むことが重要だ。いったん方向性が決まれば、関係者にはしっかりと協力してもらうことが重要だ」と述べた。
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