ことし4月から6月までのGDP=国内総生産は、前の3か月と比べた伸び率が実質の年率換算でプラス3.1%と2期ぶりにプラスとなりました。また、名目GDPは1年間の金額に換算して初めて600兆円を超えました。 内閣府が15日に発表したことし4月から6月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス0.8%となりました。 これが1年間続いた場合の年率に換算するとプラス3.1%で、2期ぶりにプラスとなりました。 主な項目をみますと ▽「個人消費」は前の3か月に比べた伸び率が1.0%で5期ぶりにプラスに転じました。 国の認証をめぐる不正で生産を停止していた自動車の販売が回復したほか、衣服の販売や外食の売り上げが堅調だったことが要因です。 また、 ▽企業の「設備投資」は自動車の生産の回復などを背景にプラス0.9%となったほか ▽「住宅投資」はプラス1.6%となりました