三菱UFJ銀行は11月1日、ATMや店頭での取引時に使ってきた本人確認技術「手のひら静脈認証」を終了すると改めて告知した。「これまでのご利用状況を鑑み」終了することにしたという。04年の導入から20年弱での終了となる。 終了は23年5月13日午後9時。22年8月1日から店頭での新規申し込み受け付けを終了していた。 手のひら静脈認証は、利用者の静脈パターンをキャッシュカードに記録しておき、ATMなど利用時に、専用のセンサーに手のひらをかざしてもらって静脈パターンを認証することで本人確認する。手のひら静脈は一人一人パターンが異なる上、血流があるかどうか検知して認証するため、なりすましによる利用を防げる。 関連記事 東京三菱銀、手のひら静脈認証キャッシュカードを発行 手のひらをかざして本人認証するキャッシュカードを10月から発行する。偽造カード撲滅の決定打になるか。 手のひら認証で決済、手ぶらで