佐藤雄平・福島県知事は13日の県災害対策本部の会議で、県幹部らを前に「みんな一日も早く古里に戻ってもらいたいと思って今日までこうして苦労しているのに、そんな報道があったとは信じがたいし、信じられない」と述べた。 また、飯舘村の菅野典雄村長は、計画的避難に関する同日の住民説明会の中で、「できるだけ早く帰れるようにすると言うのが政治家の役目」と声を震わせた。 避難指示を受け、役場機能を会津若松市に移した大熊町。渡辺利綱町長は「そんなことを本当に言ったとすれば、1、2年住めないのでも大変なのに、10年、20年とはとんでもない話」と怒りをあらわにした。 約100キロ離れた会津美里町に役場機能を移した楢葉町の草野孝町長は「みんな混乱する。1日も早く戻れるよう救済措置をしっかりやってほしい」と憤った。 広野町の山田基星町長は「首相という立場の人が、いとも簡単に発するべき言葉ではない。事前に自治体に説明