約40年間空き家となっていた古民家を改修した交野市の「私市保育園」(同市私市)が地元の話題を集めている。4月に開園。古民家を残したいという地元の意向などを反映し、外観にはほとんど手を加えていない。民家の外観は保育園としてはユニークで、周辺住民との交流の場ともなっている。 「地元の人たちも園児たちとの交流を楽しみにしているんですよ」 同園を運営する「一般社団法人 わくわくCOM 天野が原保育園」の加藤かおり理事長はそう語る。園の周辺を散歩するお年寄りたちも、園児たちに声をかけており、地元の新鮮な野菜などを園に提供する住民もいるという。 同社団法人は市内で別の保育園を運営していたが、加藤さんは、昭和40年代に建てられた空き家の木造古民家に注目。コンクリートの建物ではなく、園児らが遊べる中庭があり、木々や植栽に囲まれたこの古民家で保育活動を実践しようと考えた。 所有者に相談したところ、「建物をそ
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