性暴力被害者へのワンストップ支援センター「あおもり性暴力被害者支援センター」(青森市)への相談件数が、昨年4月の開設から1年で延べ445件となった。 センターには、女性だけでなく男性からも相談が寄せられており、職員が男性への対応方法を学ぶなど、態勢を強化する方針だ。 センターは性暴力被害者の相談を受け、青森県警や県産婦人科医会、県などの関係機関と連携しながら、途切れなく必要な支援をしていく。要望に応じ、性暴力被害者への対応を準備している医療機関への紹介や、受診に付き添うこともある。被害者の不安軽減のため、警察や裁判所に同行することもある。 県青少年・男女共同参画課によると、昨年4月~今年3月の1年で、相談者は79人、事案数は74件だった。相談内容は、強制性交などが34%と最も多く、強制わいせつは20%、家庭内トラブルなどが18%で続いた。 昨夏の刑法改正で、「強姦(ごうかん)罪」が、男性も